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2020年度のCSR活動をご紹介します。

マテリアリティの特定

国連グローバル・コンパクト

当社は、2015年3月に国際社会が持続可能な成長を実現するための世界的な枠組みづくりである
「国連グローバル・コンパクト」に署名し、SDGsの実現を目指しています。2020年12月、SDGsの実現に向けて、当社グループが優先的に取り組むべき13項目のマテリアリティを特定しました。この取り組みは、組織横断に構成されたサステナビリティ委員会での検討を踏まえ、取締役会で決議しています。

特定プロセス

Step 1 マテリアリティ候補の抽出

  • サステナビリティ分野における国際的な枠組みであるGRIスタンダードなどを参考に、社会的課題を抽出。
  • 経済/環境/社会に大きな影響を及ぼす構造的な変革の方向性と自社の取り組みからマテリアリティ候補となる項目を抽出。

Step 2 マテリアリティ候補の評価・分析

  • STEP 1で抽出した99項目について「社会からの期待」と「当社事業との関連性」をそれぞれ3段階で評価。
  • 評価の高い項目をマテリアリティ案とし、社会的課題に対する「正の影響(ポジティブインパクト)」と「負の影響(ネガティブインパクト)」に整理。

マテリアリティ候補の評価・分析

Step 3 学識経験者・有識者とのダイアログ

  • CSR/サステナビリティ分野における学識経験者・有識者の方々、社外取締役からマテリアリティ特定に関する考え方や注力すべきESG戦略に関するご提言やご意見を収集。

Step 4 海外関係会社における妥当性評価

  • 当社の海外関係会社の社長を対象にアンケートを実施し、全ての海外関係会社におけるマテリアリティ案への賛同を確認。

Step 5 マテリアリティの特定

  • 13項目のマテリアリティを取締役会で決議。

マテリアリティ

当社グループは、企業理念の実践を通じて、「なめらかな社会」の実現を目指しています。これは、持続可能な社会を実現するための目標であるSDGsと目指すべき方向 は同じです。13項目のマテリアリティは、企業理念で掲げる「当社の独創的技術の創造を通じて社会に貢献」と「グローバル企業にふさわしい経営・企業形態の形成」という2つの観点に結びついており、これらに優先的に取り組むことで、SDGsの達成に貢献します。

企業理念

新しい技術の創造と新商品の開発を通じて国際社会に貢献する

  • 1. 独創的技術の創造
  • 2. 客先及び最終消費者に適合した付加価値技術及びサービスの提供
  • 3. 着実な業績の伸長の下での社員の生活向上、株主への利益還元、社会への貢献
  • 4. グローバリゼーションの推進と国際企業にふさわしい経営・企業形態の形成

マテリアリティ

当社の独創的技術の創造を通じて社会に貢献 (ポジティブインパクトの強化)

マテリアリティ 関連するSDGs
環境 エネルギーロスの低減

713

自然エネルギーを利用した持続可能な社会の実現

713

社会 安全と快適の提供

911

グローバル企業にふさわしい経営・企業形態の形成(ネガティブインパクトの低減)

マテリアリティ 関連するSDGs
環境 気候変動への対応

13

資源循環・汚染防止

1214

社会 製品・サービスの信頼性向上(品質保証・安定供給)

12

環境・社会を重視した調達活動

1013

人権の尊重

10

労働安全衛生の推進

8

人材育成

8

ダイバーシティの推進

5

ガバナンス コンプライアンスの徹底
ガバナンスの強化

 

「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言に賛同

気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言

当社は、2021年5月に「気候関連財務情報開示タスクフォース(以下、TCFD)」提言に賛同を表明しました。
TCFDの提言に沿った取り組みは「気候変動への対応」や「エネルギーロスの低減」などのマテリアリティの施策につなげ、目標値を定めて事業活動に展開していきます。