K.N.
理工学部 航空宇宙工学科卒業
2017年入社
磐田製作所 品質保証部
等速ジョイント品質保証課 検査係
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私は現在、自動車の等速ジョイントの品質に関わる仕事に携わっています。しかし入社前は、飛行機の軸受に生産技術や設計として携わる事を希望していました。学生時代から飛行機が大好きで、人力飛行機サークルに所属し、鳥人間コンテストに参加した事もあります。そんな飛行機への情熱は今も変わらずあり、学生時代に思い描いた未来と現実は異なりますが、今は等速ジョイント品質保証課の仕事に全力で取り組み、周囲の方の協力のもと、目指す品質を実現する仕事で成果を上げ続けていく事が目標です。
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入社後、等速ジョイント工場組立課にて半年間の現場実習を行った後、海外チャレンジ研修生として4カ月間フィリピンに渡り、英語学習と現地工場でのインターンシップを経験しました。帰国後は等速ジョイント品質保証課の品質保証係に配属され、海外自動車メーカー含めた客先担当として、新規立ち上がり品の品質確保等の業務を遂行しました。1年後に現在の検査係に異動し、等速ジョイントを構成する部品やその組立品の試作品測定に携わり、量産性可否の判定を行っています。工場内だけでなく、協力メーカーの品質監査を行い、品質保証体制や品質管理状況の確認を通じて、等速ジョイントの更なる品質向上に努めています。また新規配属者の教育プログラム標準化をテーマとした「品質向上プロジェクト」などにも積極的に取り組んでいます。品質保証係、検査係の業務に携わり、量産の中での品質向上は簡単な事ではありませんが、その中で品質改善に取り組む事が、今現在の私自身の大きなやりがいとなっています。
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品質保証課の仕事は判断ミスが品質クレームに直結するため、的確で迅速な判断が求められます。しかしスピード感を意識するあまり、頭ごなしに指導をしても人は付いて来てくれません。異動したばかりの頃、先輩が指導するとうまく仕事が進むのですが、私が同じように指導しても思うように進みませんでした。何が違うのかと自問自答を繰り返し、たどり着いた答えが「現場とのコミュニケーションを大切にする」ことです。検査係は現場の方や協力メーカーの方など、人と関わる業務が非常に多いです。その中でお互いが気持ち良く仕事を進めるためには、挨拶や積極的な会話などコミュニケーションが欠かせません。特に挨拶は気持ち良く仕事を始められるだけでなく、異動後間もない私が、顔と名前を覚えてもらうためのとても有効なツールになり、品質改善のお願いをした際も快く受け入れて頂けました。気持ち良く応えてもらえた事が励みとなり、改めてコミュニケーションの大切さを実感しました。人とのつながりがもっとも大切だと実感する経験ができたからこそ、現在の自分があると思っています。
8:10
ラジオ体操
8:15
朝礼。品質検査の予定や生産状況を共有
8:30
現場巡回。品質出来栄えの確認
10:00
改善プロジェクト活動
13:15
生産技術や生産管理など他部署との合同会議
15:00
製品測定
16:40
帰宅
友人や会社の先輩と趣味のゴルフを楽しんでいます。また人力飛行機の社会人チームのテストフライトに参加する事もあります。あの大きな飛行機が空を飛ぶ姿はロマンを感じます。