2018年

「JIMTOF2018 第29回日本国際工作機械見本市」に出展2018年10月18日

会期	2018年11月1日(木)～6日(火)
会場	東京ビッグサイト
ブースNo.	W2051

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JIMTOF2018

NTNは、「JIMTOF2018 第29回日本国際工作機械見本市」に出展いたします。

「Navigate your future～NTN ULTAGE～」をテーマに、工作機械用精密転がり軸受ULTAGE(アルテージ)*シリーズ商品をはじめ、工作機械向け商品や技術などを展示します。

ブースでは、外輪からの直接給油により、潤滑油や圧縮空気の消費量削減と工作機械の小型化を可能にする外輪給油穴付高速アンギュラ玉軸受をご紹介します。さらに、新商品として、工作機械主軸用「センサ内蔵軸受ユニット」や工作機械主軸用「空冷間座付グリース潤滑軸受」を初公開するなど、さまざまな独自技術をご覧いただけます。

また、近年のトレンドである「工作機械とロボットの協働」を支える技術・商品として、ロボティクス・センシング技術やCMS技術、ロボット用軸受に関する展示を行います。人の手首のようになめらかに動く手首関節モジュール「i-WRIST」による外観検査作業の様子や、ロボットの関節部などに使用される複列磁気リングを動態展示でご紹介します。

皆さまのご来場をお待ちしております。

* ULTAGE(アルテージ)は、究極を意味する【Ultimate】とあらゆる場面での活躍を意味する【Stage】を組み合わせた造語で、精密軸受の究極を求めるNTNの考えを表現したものです。

主な展示商品

工作機械主軸用「センサ内蔵軸受ユニット」参考出展

軸受軌道面周辺のセンシングにより、工作機械主軸の高度な状態監視と、焼付きの未然防止が可能。焼付きの未然防止により、これまで工作機械の主軸が焼き付いた際に発生していた部品調達や主軸交換の工数および費用、工作機械の再稼働までの時間を削減し、生産性の向上やコストの低減を実現。また、定期的なメンテナンスをより的確に行うことができ、信頼性の向上にも貢献。

工作機械主軸用「空冷間座付グリース潤滑軸受」参考出展

独自の空冷技術により、グリース潤滑軸受の高速回転性能と剛性を約10%向上。従来はエアオイル潤滑が必要であった高速のマシニングセンタや複合加工機などに対して、価格面や環境面でメリットのあるグリース潤滑軸受が使用可能。

高速・重切削工作機械主軸用アンギュラ玉軸受参考出展

dmn値*160万の高速回転性能と当社従来品比約1.3倍の負荷容量、および許容アキシアル荷重を両立。これにより、従来は複数の工作機械で行っていた荒加工から仕上げ加工までの工程を1台の工作機械で担えるようになり、マシニングセンタや旋盤、複合加工機のさらなる生産性向上に貢献。

* 軸受の回転性能を表す指標で、軸受ピッチ円径(mm)×回転速度(min^-1)

工作機械用精密転がり軸受ULTAGEシリーズ

工作機械に求められる高効率加工、高信頼性、高品位加工、環境指向に対応した精密軸受。軸受内部設計の最適化や、特殊材料・表面改質、特殊グリース、両側シールの採用などにより優れた能力を発揮。

外輪給油穴付高速アンギュラ玉軸受

外輪に直接給油穴を設けることで、軸受間座の給油機構が不要となり、潤滑の信頼性向上と主軸のコンパクト化に貢献。さらに、外輪の油溝と給油穴の最適設計および給油穴の両側にOリングを設置することで、軸受外径面からの油漏れを防止。

手首関節モジュール「i-WRIST」

独自のリンク機構の採用により、小型、省スペースで広い稼働角度範囲を実現。垂直多関節ロボットやパン・チルト機構*が苦手な細かな位置(角度)変更を、人間の手首と同じような動きで高速に行うことで、人が行っている複雑形状や半周面の外観検査を本商品に置き換えることが可能。

* 水平方向(左右方向)の首振り(パン)と垂直方向(上下方向)の首振り(チルト)を行う機構

複列磁気リング

主にロボット関節部の角度を検出するために開発した輪形状の部品で、専用センサとの組み合せで絶対角の角度情報を出力することが可能。光学式に比べて環境耐性に優れるほか、薄型・軽量なため装置の小型化に貢献。さらに、内径部にケーブルなどを通すことができる大きさの中空形状で、ロボット関節部への適用も容易。