F.N.
物質創成科学領域 材料科学専攻修了
2018年入社
先端技術研究所 第4研究室
theme01
大学院では材料科学を専攻し、透明セラミックスを用いたシンチレータの開発を行っていました。SPSという特殊な機械を用いて透明なセラミックスを作製し、そのシンチレーション特性(放射線を当てた時の発光特性)を調べる共同研究を行っていたのですが、産学連携で取り組んだのがNTNの研究員の方でした。研究を通じて言葉を交わすなかで、その方の人柄や会社の雰囲気に親しみを感じるようになったのが当社を志望したきっかけです。現在の研究テーマは、大学院の時とは少し内容が異なりますが、セラミックスの知識や、学生時代に培った実験データを論理的に考察するノウハウは現在も役立っていると感じています。
theme02
私の所属する第4研究室では主に材料科学に関する研究を行っており、その中で私は電気自動車にかかわるテーマを担当しています。
自分が提案したアイデアが採用されている部分が多く、その分、責任もありますが、だからこそ絶対に成功させたいという気持ちが大きくなっています。また、私は入社2年目から社会人ドクターとして博士号の取得を目指してきたので、それも実現したい。平日も土日も研究に没頭する毎日は大変だと思われるかもしれませんが、研究をこよなく愛する私にとっては苦労ではなく、むしろ楽しみ。まだ世の中にないモノを誰よりも先に知る喜びを日々噛みしめています。
これは余談ですが、当社の研究室はフレックス制なので出勤・退勤の時間調整は比較的自由。家事や子育てに積極的に参加するイクメン研究員も多く、お子さんの送迎が日課の先輩やランチを食べながら夕飯の献立を考えている先輩もいます。やりがいある仕事だけでなく、家族との時間を大切にできるのも当社の魅力であることを学生の皆さんにはぜひ伝えたいですね。
theme03
研究室では、テーマに応じて数名がチームになって研究を進めています。
大学院ではそれぞれが個々の研究テーマに取り組んでいましたが、社会人になってチームで仕事をすることが増え、パフォーマンスを上げるために報告・連絡・相談を心掛けるようになりました。打ち合わせや会議だけでなく、ふとした会話の中でも進捗を報告するなど、こまめな情報共有を意識しています。チームで研究するメリットは、メンバーから新たな知識を得て、自分のスキルアップにつなげられることです。研究室には樹脂やセラミックス、機械など、それぞれの専門家がいるのですが、私は専攻が材料科学だったため、機械のことはさっぱり……。しかし、製品化を目指す上で機械の知識は欠かせませんし、実験の治具をつくることもあるので製図知識もあるに越したことはない。自分に足りない知識をチームメンバーから学ぶことも大切にしています。
8:30
メールチェック。その日にすべき仕事を整理
9:00
実験準備
10:00
実験開始
12:00
昼食
13:00
社内業務
14:00
実験結果のまとめ
15:00
社内打ち合わせ
16:30
業務終了。帰宅
最近は家で趣味のアコースティックギターを弾いたり、大好きなSF小説を読んだりして過ごすことが多いです。また、社会人ドクターとして学んでいるので、博士号取得に向けた論文執筆のために休日を使うこともあります。