ベアリングは、機械のなかの軸をなめらかに回転させる部品です。「軸」の回転を「受」け、支えることから「軸受(じくうけ)」とも呼ばれます。
ベアリングは内輪、ボール、外輪の3層でできています。
外輪を機械に固定して、内輪のなかに軸をはめ込むことで、軸を安定させ、なめらかに回転させます。
ベアリングはさまざまなところで使われています。
イラストにある文字をクリックすれば、説明が見られます。
ベアリングの役割は「まさつ」を0に近づけ、回転をなめらかにすることです。
「まさつ」は、ものが動くのをじゃまする力です。自動車のタイヤなどをくるくる回転させるためには「まさつ」を小さくしなくてはいけません。
もし、この世にベアリングがなかったら、回転するときの「まさつ」が大きくなり、たくさんのエネルギーが必要になります。石油や石炭をたくさん燃やさなければならず、地球の温暖化を進めることになってしまいます。
少ないエネルギーで機械を動かすベアリングは、地球にやさしい部品なのです。