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ベアリングって何?

ベアリングとは

ベアリングは、機械のなかの軸をなめらかに回転させる部品です。「軸」の回転を「受」け、支えることから「軸受(じくうけ)」とも呼ばれます。

ベアリングは内輪、ボール、外輪の3層でできています。

外輪を機械に固定して、内輪のなかに軸をはめ込むことで、軸を安定させ、なめらかに回転させます。

  • ※ベアリング内部の動きが見やすいように、一部をカットしたベアリングを使用しています。

ベアリングは、こんなところで使われています

ベアリングはさまざまなところで使われています。
イラストにある文字をクリックすれば、説明が見られます。

  • 風力発電機
  • 飛行機
  • 電車
  • 自動車
風力発電機 2mを超えるベアリングが風力発電の羽根の回転を支えています。
飛行機 200℃もの高熱に耐えるベアリングが安全な運航に貢献しています。
電車 時速300kmで走る高速鉄道の走行も支えています。
自動車 1台に100個~150個もベアリングが使われています。

ベアリングの役割「まさつ」を0に近づける

ベアリングの役割は「まさつ」を0に近づけ、回転をなめらかにすることです。
「まさつ」は、ものが動くのをじゃまする力です。自動車のタイヤなどをくるくる回転させるためには「まさつ」を小さくしなくてはいけません。

ベアリングがなかったら…

もし、この世にベアリングがなかったら、回転するときの「まさつ」が大きくなり、たくさんのエネルギーが必要になります。石油や石炭をたくさん燃やさなければならず、地球の温暖化を進めることになってしまいます。
少ないエネルギーで機械を動かすベアリングは、地球にやさしい部品なのです。