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ベアリングって何?

めざせベアリング博士

ベアリングの製造方法

  • 1.鍛造
  • 2.旋削
  • 3.熱処理
  • 4. 研削
  • 5.組み立て

1.鍛造(たんぞう)~輪っかをつくる~

ベアリングのサイズに合わせて、鋼材を切ります。
切った材料を高温で熱して、プレス機で大きな力をかけ、円形の厚板(あついた)を作ります。
金型を使ってその厚板の形を変えて、輪っかを作ります。この輪っかを伸ばして、作りたい大きさに変えます。
こうして完成した輪っかが、ベアリングの内輪と外輪になります。

2.旋削(せんさく)~大まかな形を作る~

鍛造を終えた輪っかを、旋盤(せんばん)という機械で削り、大まかな形に加工します。
ボールの通り道である軌道面もこのときに作ります。

  • ※旋盤:回転させた加工物に、固定した工具を当てて加工する機械。

3.熱処理 ~熱して冷やして強くする~

形ができたら、丈夫で長持ちになるよう、熱処理を行います。800℃以上に熱したあとに油を入れて素早く冷ますことで、金属の組織を強くて丈夫なものに変えます。

4. 研削(けんさく) ~マイクロメートル単位で削る~

熱処理を終えた材料は、研削盤(けんさくばん)という機械を使って加工します。1マイクロメートル(1,000分の1ミリ)という精度で、外輪・内輪それぞれの幅、外径、内径、溝を寸法通りの大きさに仕上げます。
ボールが通る軌道面は、ボールが転がりやすいように特に磨きます。

  • ※研削盤:固定した加工物に、回転する工具を当てて加工する機械。

5.組み立て

外輪と内輪の間にボールを入れ、ボールの間隔を均等にした状態で、保持器を上下から固定して完成です。

こんなところにもベアリング

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