2026年“超”モノづくり部品大賞「機械・ロボット部品賞」を受賞
2026年10月29日
- 発塵量90%低減で産業用ロボットの高精度制御に貢献する「サーボモーター用低発塵軸受」
NTN株式会社(以下、NTN)が開発した「サーボモーター用低発塵軸受」が、モノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催する「2026年“超”モノづくり部品大賞」において「機械・ロボット部品賞」を受賞しました。
受賞名
2026年“超”モノづくり部品大賞 機械・ロボット部品賞
受賞商品
サーボモーター用低発塵軸受
商品概要
本商品は、産業用ロボットや工作機械に用いられるサーボモーター向けの深溝玉軸受です。サーボモーターは、回転検出器(センサーやエンコーダー)とブレーキを搭載し、回転速度や角度を高精度に制御できることから、精密な動作が求められる産業機械に幅広く使用されています。一方、軸受に使用されるグリース由来の油分や微粒子がエンコーダーに付着すると検出精度の低下につながり、ブレーキディスクに付着すると制動性能に影響を及ぼす可能性があります。このため、サーボモーター用軸受には、周辺機器への油分や微粒子の付着を防ぐ高い低発塵性能が求められていました。
本商品は、低発塵グリースや新形状の接触シールを開発するなど、軸受全体の設計を最適化しました。これにより、当社従来品比で発塵量を約90%低減するとともに、回転トルクも約50%低減しています。軸受からの発塵を大幅に抑制することで、サーボモーターに設ける密封装置に関連する部品の削減や簡素化に寄与し、装置の小型化に貢献するほか、回転トルクの低減により、サーボモーターの高出力化にも貢献します。
サーボモーター用低発塵軸受
関連リンク
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2020年11月10日プレスリリース:
「サーボモーター用低発塵軸受」を開発
https://www.ntn.co.jp/japan/news/new_products/news202000069.html -
2025年7月28日プレスリリース:
「サーボモーター用低発塵軸受」の量産を開始
https://www.ntn.co.jp/japan/news/new_products/news202500047.html
受賞理由
一般的に、軸受は密封性を高めて発塵を抑制しようとすると回転トルクが増加するため、低発塵性能と低トルク性能の両立が課題とされていました。本商品は、この課題に対して独自のアプローチにより発塵の抑制と回転トルクの低減を両立し、高精度な制御性能の維持やサーボモーターの小型化・高出力化に貢献する点が高く評価されました。
また、産業用ロボットや工作機械、半導体製造装置など、高精度かつ高効率な駆動が求められる幅広い分野への展開が期待されるとともに、製造現場の自動化・省人化、設備の高性能化を支える商品として、今後の産業発展への貢献が期待できる点も評価され、このたびの受賞に至りました。
