人とくるまのテクノロジー展2012に出展2012年4月26日
NTNは、「人とくるまに快適を。~未来につながるNTNの先進テクノロジー~」をテーマに電気自動車(EV)をはじめとする次世代自動車や環境対応車向けの最新技術、小型軽量化、高効率、高負荷などの低燃費化に貢献する各種商品を出展いたします。また、ブースとは別に設けられた特別展示コーナーでは、当社インホイールモータシステムを搭載したEVも展示いたします。皆様のご来場をお待ちしております。
主な展示品
バイワイヤシステムコンセプト
NTNが次世代EV用に提案する『走る』・『止まる』・『曲がる』の電動化・制御技術を結集し、バイワイヤシステムコンセプトとして、スケルトンモデルと映像で紹介します。「ワンモータ型EV駆動システム」、「インホイールモータシステム」、「電動ブレーキシステム」、「ステアバイワイヤ操舵システム」の各システム商品を詳細に説明します。
過酷環境対応ハブベアリング
耐荷重性、耐泥水性、極低温下における耐フレッティング性の向上で、新興市場などで見られる未舗装路などの過酷環境に対応したハブベアリングを展示します。
高スラスト負荷対応深溝玉軸受
内部構造の最適設計により、耐スラスト荷重性能を標準品の3倍に向上させた深溝玉軸受です。円すいころ軸受からの置き換えにより、低トルク化を実現するとともに、円すいころ軸受やアンギュラ玉軸受で必要とされた予圧管理が不要となりました。
次世代高効率固定式等速ジョイント
独自のスフェリカル・クロスグルーブ構造を採用し、内部摩擦力を大幅に削減する次世代高効率等速ジョイントです。高作動角度においてもトルク損失を低減しており、特にSUVなどに適用する事で燃費改善に大きく寄与します。また高速回転時の温度上昇も低減したため、プロペラシャフトへの適用も可能です。
自己形成シール付低トルク玉軸受
内輪とシールの間に微小なすきまを自己形成する新開発のシールを採用しました。軸受寿命低下の原因となる異物の侵入を防止しながら、従来の接触タイプと比べて最大80%の回転トルク低減を実現し、5倍の通油性による十分な軸受潤滑を確保しました。
プレスカットスプライン・ハブジョイント
ハブベアリングとCVJの両方を供給するメーカとして、高い技術力と実績に基づいて開発した新接合方式により、大幅な軽量化と高性能化を実現しました。自動車メーカの車両組立ラインにおいて、現行3世代ハブベアリングとCVJの組立工程を変更することなく、本開発品を組み付けることが可能となりました。
高速・低トルク深溝玉軸受
油潤滑下での高速回転時に低トルク性能を安定して維持できる「高速対応低トルク樹脂保持器」を採用し、最大dn値120万を可能としました。また保持器側面をシールド形状とし、流入する油量を制限することで攪拌抵抗を大幅に低減しました。さらに軸受内部設計を最適化し、転がり粘性抵抗も低減することで従来品比50%以上の低トルク化を実現しました。