バイクで活躍するベアリング
今回はバイクのエンジンで活躍するベアリングの紹介だよ。
バイクのエンジンはクルマのエンジンより小さいものが多く、クルマと同じように走るために回転数を上げて力を生み出しているんだ。でも回転数が上がるとベアリングが受ける負担も大きくなる。そこで大きな負荷に耐えられるローラベアリングの出番というわけ。
バイクのエンジンではニードルローラベアリングと呼ばれるタイプのベアリングで、内輪や外輪がないコロと保持器だけでできたものが多く使われている。このベアリングは周りの部品を内輪や外輪の代りにして、そこをコロが転がる仕組みだからエンジンをコンパクトにできるんだ。エンジンの小さなバイクにはぴったりだね。エンジンをコンパクトにするとバイクが軽くなって、運転がしやすくなるし、燃費もよくなるんだよ。
目に見えないところに楽しいツーリングを支える工夫が隠されていたんだね。
※ 燃費とは、バイクや自動車が燃料1リットルあたり、どれだけの距離を走れたのかを示すもので、車体の重さや乗っている人の数、運転方法によって変化します。