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2026年

「微細塗布装置」の名称を精密リキッドハンドリングシステム「X-CELList(エクセリスト)」に変更、創薬・再生医療などライフサイエンス分野への提案を加速 2026年3月18日 商品・技術ニュース

NTN株式会社(以下、NTN)は、高粘度の微量な液剤を±15µm(マイクロメートル:1,000分の1mm)以下の位置精度で高精度に塗布する「微細塗布装置」の名称を、2026年4月より、精密リキッドハンドリングシステム「X-CELList(エクセリスト)」に変更します。従来の工業分野に加え、創薬実験用途などライフサイエンス分野における提案を加速させてまいります。

写真:精密リキッドハンドリングシステム「X-CELList」 精密リキッドハンドリングシステム「X-CELList」
画像:X-CELList(ロゴ)
「X-CELList」商品サイト
https://www.ntn.co.jp/japan/x-cellist/index.html

近年、創薬や再生医療の分野では、細胞や生体材料を高い再現性で取り扱うための精密なリキッドハンドリング技術が求められています。NTNの「X-CELList」は、塗布針の先端に付着させた微量の液剤を対象物に直接塗布する独自の方式により、高粘度な液剤であっても、無駄なく高精度に塗布できる点を特長としています。

NTNは、抗原検査の研究活動*1や創薬分野への適用に取り組み、2025年にiPS細胞由来心筋細胞(iPS心筋細胞)を創薬実験用プレート上に効率的かつ高精度に配置(播種)するバイオプリンティング技術を開発しました*2。手作業と同等の細胞生存率を維持しながら、定位置・適量での塗布を実現し、細胞配置作業の自動化が可能です。

このたび、従来の販売先である工業分野に加えてライフサイエンス分野での提案の加速を目的に、同分野における訴求力を高めた名称として、精密リキッドハンドリングシステム「X-CELList(エクセリスト)」に変更します。新名称は「Excellent Liquid Stamp Technology(卓越した液体塗布技術)」を基に、ライフサイエンス分野への適用を象徴する「Cell(細胞)」と、未知の可能性を連想させる「X」を組み合わせたものです。

NTNは、創薬分野に加え、病気などで機能を失った組織や臓器の再生を目指す再生医療分野においても「X-CELList」の適用を進めます。新たな成長領域のひとつとして位置付けるライフサイエンス分野の拡大を通じ、社会課題の解決に貢献してまいります。

  1. 2025年5月19日プレスリリース:
    新たなバイオプリンティング方式として「微細塗布装置」がライフサイエンス分野の研究活動に採用
    https://www.ntn.co.jp/japan/news/new_products/news202500020.html
  2. 2025年11月20日プレスリリース:
    iPS心筋細胞を効率的に精度よく配置!創薬実験を変える新たなバイオプリンティング技術を開発
    https://www.ntn.co.jp/japan/news/new_products/news202500099.html

塗布の仕組み

図:塗布の仕組み

「X-CELList(旧名称:微細塗布装置)」について

ライフサイエンス分野での展開を可能にしたのが、NTNが長年にわたり培ってきた微細塗布技術です。NTNは1990年代後半から2010年代前半にかけて、液晶ディスプレイのカラーフィルター欠損を修復する液晶リペア装置を開発・販売してきました。製造工程で混入したミクロン(1,000分の1mm)サイズの異物を除去し、除去後に生じる白抜け欠陥部に対し、独自の塗布針を用いてインクを塗布する技術で欠損修復を行なってきました。

その後、液晶リペア装置で培った「微量な液剤を高精度に塗布する技術」を活かし、2010年に「微細塗布装置」を開発しました。高粘度な液剤であっても安定した塗布が可能な特長を活かし、これまでICチップへの接着剤塗布や半導体への有機材料塗布など、工業分野を中心に販売を進めています。

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