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2025年

ピッキング用フィーダ「ROBOCLE(ロボクル)」を開発 2025年11月26日 新商品ニュース

  • 省スペース性と高速性を両立、専門知識が不要で簡単に自動ピッキングを実現
  • 「TRINITTE」、「ROBOCLE」、「CHOXY」の3種類のピッキング用フィーダで製造現場のピッキング自動化に貢献

NTN株式会社(以下、NTN)の連結子会社であるNTNテクニカルサービス株式会社(以下、NTS)は、製造現場の加工・組立工程向けに、省スペース性と高速性を両立したピッキング用パーツフィーダ「ROBOCLE(ロボクル)」*1を開発しました。「ROBOCLE」は、2021年に当社が開発した「TRINITTE(トリニッテ)」*2に新開発のピッキングアクチュエーターを組み合わせることで、設置スペースを削減し、専門知識不要で多様なワーク形状の自動ピッキングを実現します。

既存商品である高速ピッキング対応の「TRINITTE」、省スペース性を追求した「CHOXY(チョクシー)」*3、両商品の特長をバランス良く両立した新商品「ROBOCLE」の3種類のピッキング用フィーダの提案を進め、製造現場の省人化・効率化に貢献してまいります。

  1. ロボットと円盤の回転軸が同一で、同期しながらロボットが取る動作を象徴的に示したネーミングで、「robot(ロボット)」と「circle(円を描いて回る)」を組み合わせました。
  2. 2021年9月29日プレスリリース:
    ピッキングロボット用フィーダ「TRINITTE(トリニッテ)」を開発
    https://www.ntn.co.jp/japan/news/new_products/news202100063.html
  3. 「直進」、「直線」という特徴を、スタイリッシュな響きで表現。

開発の背景と「TRINITTE(トリニッテ)」について

労働人口の減少や生産性向上を背景に、製造現場ではワークの投入や整列などのピッキング作業の自動化が進められています。NTNは1970年代より、加工機へのワーク供給用パーツフィーダを開発・販売しており、現在では国内トップクラスの市場シェアを誇ります。

従来のパーツフィーダはワーク形状に応じて部品の段取り替えが必要ですが、多品種少量生産が進む中、段取り替えなしで多様なワークをピッキングできるパーツフィーダが求められていました。こうしたニーズを受けて、NTSは2021年にピッキングロボット用フィーダ「TRINITTE」を開発しました。「TRINITTE」は回転円盤上にワークを配置し、カメラとピッキングロボットを連携させることで、ワークの形状や姿勢に関わらず安定したピッキングを実現します。現在、電子機器部品や自動車部品などをはじめ、さまざまな分野で導入いただいています。

写真:「TRINITTE」のシステム構成例 「TRINITTE」のシステム構成例

「TRINITTE」は高い評価をいただいていますが、ピッキングロボットの設置スペースや、一定以上の性能を持つロボット、さらにティーチングに関する専門知識が必要な点が導入の障壁となっていました。より多くのお客さまに「TRINITTE」と同様に多様なワークの自動ピッキングをご提供できるよう、このたび省スペース性などを実現した「ROBOCLE」を開発しました。

ROBOCLE(ロボクル)の概要

「ROBOCLE」は「TRINITTE」と新開発のピッキングアクチュエーターを組み合わせたピッキング用フィーダです。従来の「TRINITTE」とピッキングロボットを用いた構成では設置スペースやティーチングの知識が必要なため導入が難しかったお客さまに最適な商品です。

「TRINITTE」が本体周辺にピッキングロボットを配置するのに対し、「ROBOCLE」は本体中心部に新開発のアクチュエーターを搭載するため、設置スペースを約25%削減しながらスムーズなピッキングを実現します。また、専用ユーザーインターフェースにより、専門知識がなくてもティーチングが可能です。

写真:「ROBOCLE」の構成 「ROBOCLE」の構成

ROBOCLE(ロボクル)の特長

1. 省スペース システム中心にピッキングアクチュエーターを配置した設計を採用
TRINITTEの周囲に産業用ロボットや協働ロボットなどのピッキングロボットを取り付けることなく省スペースで設置可
TRINITTEとピッキングロボットを組み合わせた設置スペース(ロボット可動域を含む)と比較し、約25%削減
2. 高速性 「回る×取る」動作が同期し、スムーズなピッキングを実現
ピッキング[つかむ]→プレイス[置く]までの最小サイクルタイム約2秒
3. 簡単設定 高度なロボット知識やスキルなしで操作が可能な、現場で使いやすいピッキングシステム
専用のユーザーインターフェースを提供することで、簡単に設定可能

CHOXY(チョクシー)の概要

「CHOXY」は累計5,000台以上の納入実績を誇る「モノドライブ2ウェイフィーダ*4」と直線コンベア、ピッキングロボットを組み合わせたピッキング用フィーダです。「TRINITTE」や「ROBOCLE」と比較して最も省スペースかつ操作設定がシンプルで、手軽にピッキングの自動化を実現したいお客さまに最適な商品です。

「CHOXY」では1台の直進フィーダでワークを安定整列させた後、直線コンベアで協働ロボットなどのロボット近くに搬送し、ロボットがピッキングします。ワーク品種や動作モードの切り替えなどの設定も簡単で、専門知識がなくても導入・運用できるユーザーセルフ運用に対応しています。

  1. 1台の直進フィーダで貯蔵、整列、供給を実現するコンパクトなリターンフィーダ。

写真:「モノドライブ2ウェイフィーダ」 「モノドライブ2ウェイフィーダ」

写真:「CHOXY」のシステム構成例 「CHOXY」のシステム構成例

CHOXY(チョクシー)の特長

1. シンプルな構成 「モノドライブ2ウェイフィーダ」と直線コンベア、ピッキングロボットとの組み合わせによるシンプルかつ安価なピッキングシステム
2. 省スペース コンパクトな構成で省スペース化を実現
3. ユーザーセルフ運用への対応 シンプルな構成・設定により、ユーザーセルフ運用が可能

NTSは「TRINITTE」、「ROBOCLE」、「CHOXY」の3種類のピッキング用フィーダを用いて、お客さまの使用環境やニーズに応じた最適な商品を提案し、多様なワークの自動ピッキングと製造現場の省人化・効率化に貢献してまいります。

これら3種類のピッキング用フィーダは12月3日~6日に東京ビッグサイトで開催される「2025国際ロボット展」で展示します。

ピッキング用フィーダのラインアップ

TRINITTE(トリニッテ) ROBOCLE(ロボクル) CHOXY(チョクシー)
外観 写真:TRINITTE(トリニッテ) 写真:ROBOCLE(ロボクル) 写真:CHOXY(チョクシー)
システム構成 TRINITTE
+
ピッキングロボット
TRINITTE
+
ピッキングアクチュエーター
モノドライブ2ウェイフィーダ
+
直線コンベア
+
ピッキングロボット
コンセプト
  • 「振動体・ボウル・円盤」の三位一体(“Trinity”)構造により、供給・整列・ピッキングを一体化
  • 円弧上を移動するワークにロボットが追従する円弧コンベアトラッキング技術により、安定した連続ピッキングが可能
  • フィーダ中心にピッキングアクチュエーターを配置した設計で、省スペースかつ効率的なピッキングを実現
  • 高度なロボット知識なしで操作が可能な、現場で使いやすいピッキングシステム
  • シンプルなピッキングシステム
  • コンパクトな構成で省スペース化を実現
  • ユーザーセルフ運用が可能
用途
  • 小物ワークの組立、加工、パレタイジング(配列)
  • TRINITTE+カメラによる検査(OK/NG判定)
  • 少量多品種生産
  • ライン生産の一部の工程
  • 小物ワークの組立、加工、パレタイジング(配列)
  • 組立、加工、一体成型ワークの前処理配置
  • スタンドアロン機での単独運用
  • 小物ワークの整列配置
  • 少量ワークを自動配置
  • 組立部品のパレタイジング(配列)
  • 計数供給
  • 作業者の近くで補助
省スペース ★★ ★★★
サイクルタイム ★★★ ★★
導入しやすさ*5 ★★★ ★★★
導入コスト*6 ★★ ★★★
  1. ピッキングロボットのティーチングに要するプログラミング言語の知識等
  2. ピッキングフィーダのシステム導入に必要なコスト負担

図:↔
★★★

お問い合わせ先

NTNテクニカルサービス 精機商品事業部 TEL:03-6713-3652

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