Y.H.
海洋科学技術研究科 海洋環境保全学専攻
2016年入社
磐田製作所 生産技術部
ニードルベアリング生産技術課
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大学時代は海洋環境学科で溶液化学を専攻しており、修士学位論文のテーマは「東シナ海に生息するイカ類の器官別金属濃度の定量と環境指標としての評価」でした。そうした研究内容と生産技術の仕事に直接的な関連はありませんが、学生時代に取り組んだ学会発表や論文執筆の経験、共同研究者との連携の取り方、実験計画の立案などは、どんな仕事にも生かせるスキルだと思います。
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就職活動では、自分が知らない企業を知りたくて合同説明会に参加し、その中でたまたま出合ったのがNTN。そこで、ベアリングが「機械産業のコメ」と呼ばれるほどあらゆる機械に欠かせない部品だと知り、興味を持つようになりました。
入社後は、磐田製作所の生産技術部門に配属され、プレス加工の金型設計や改善を主な業務としています。プレス加工は同一の製品を効率よく加工できる技術で、その金型は製品ごとに専用のものが必要です。新たな量産品があれば、その金型設計から組み立て、製品の確認、品質確保までを行い、安定した生産へとつなげます。自分の設計した金型次第で製品が良くも悪くも出来上がるため、責任は重大ですが、金型とそこから生まれるベアリングという自分の成果物を直接目にすることができるので、モノづくりに携わっている実感も大きく、やりがいのある仕事だと思っています。
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生産技術課に配属されてから約1ヶ月、現場で実習を行いました。そこで、製品の測定方法や段取り、現場作業者の考え方などを理解したおかげで、現場の実態に即した業務や改善が行えるようになりました。たとえば、図面を描く作業は事務所でできますが、現場をきちんと知らなければ作業性や安全性を確保した設計はできません。そんなとき、現場で起こるトラブルをあらかじめ知っていると、「この設計は最初からこうしておけばトラブルが減るはずだ」などと考えながら図面を描くことができるのです。5年目になった今も、現場にはできるだけ足を運ぶことを心がけています。現場作業者と普段からコミュニケーションを取ることで、現場の困りごとを打ち明けてもらったり、設計時にアイデアをもらうこともよくあります。
とはいえ、改善できることはまだまだあると思うので、それを一つずつクリアしていくことが今後の目標。私自身も、先輩の設計を参考にしたり、しっかり理解できていないまま設計を進めている部分を改善し、これからの指針となるような標準書をつくりたいと思っています。
8:00
出社。メールチェックとその日の予定の整理、ミーティングで生産状況などを確認
9:30
現場巡回。現場の確認、困りごとなどの抽出
10:00
デスクワーク。事務所内で設計作業
11:00
会議。現場の係長や改善担当者と品質改善の対策会議
12:00
昼食
13:00
デスクワーク。金型設計、金型発注手配、組み立て、テスト品測定、データ整理など
17:00
退社
映画館で映画を観たり、自宅でゲームや漫画に没頭するのが好きなインドア派。出かけるときは同期とドライブをすることが多く、お花見など、季節のイベントは毎年楽しみにしています。