災害時に役立つ
発電ソリューション

近年、日本国内では台風や地震などの自然災害が多発しています。
これらの災害時に大きな問題となるのが、生活に欠かせない電気を得られなくなることです。

停電時には暗闇と情報不足による不安が生じます

暗闇による不安

電気がないと、夜間に照らす灯りがなくなり、あたりが真っ暗となります。こうした暗闇は不安を募らせるとともに、夜間における移動が困難となります。

情報不足による不安

災害時には災害情報の入手や、家族および友人の安否確認に必要なスマートフォンなどの電子機器が使用できなくなります。暗闇不安に加え、こうした情報不安がより一層の不安をかきたてることになります。2018年の北海道胆振東部地震や2019年の台風15号による長期の停電の際には、携帯電話やスマートフォンの充電のため、非常用発電機に長蛇の列ができました。

イメージ図:電気がないことで暗闇と情報不安が起こります

NTNのベアリング技術を活かして発電装置を開発

災害時の強い味方となる発電ソリューション

NTNは、これらの不安をいち早く解消できるように、災害時に必要な発電ソリューションとして、風・水・光から電気を生む自然エネルギー商品をご用意しています。

イメージ図:NTNのベアリング技術を活かして発電装置を展開

災害時、被災地に発電装置セットを運べる

N3 エヌキューブ

写真:N3 エヌキューブ

コンテナに3種類の発電装置を収納

イメージ図:N3 コンテナに3種類の発電装置を収納

「N3 エヌキューブ」は、貨物輸送用コンテナ内に風力・水力・太陽光の3種類の発電装置と蓄電池を収納した独立電源装置です。
4トントラックや貨物船、ヘリコプターなど複数の手段で、被災地へすぐに運ぶことができます。

被災地に運び、すぐに設置が可能

写真:N3 エヌキューブ

「N3 エヌキューブ」は10フィートの貨物輸送用コンテナ型のため、災害発生後に被災地へ迅速に運ぶことができます。4トントラックや貨物船はもちろん、ヘリコプターで吊るして輸送することもでき、道路状況などが悪い被災地の過酷な輸送環境にも耐えられるように設計されています。
コンテナの設置から発電開始までに要する施工時間は、2名で1時間程度。施工に特別な資格は必要ありません。

フル充電で一般家庭の1日分相当の電力をまかなう

「N3 エヌキューブ」の蓄電池には8.6kWh の電力を充電することができます。一般家庭の平均使用電力は1日あたりおよそ10kWhですが、冷蔵庫や照明、テレビなどの生活必需品であれば、1日分の電力をまかなうことができます。また、スマートフォンであれば1 日に約2,000 台分の充電が可能であり、電子レンジや炊飯器などの家電製品の電源としても活用することができます。

休憩所や更衣室、授乳室としても使用可能

災害時には、電源確保以外にもお年寄りの介護や赤ちゃんの世話、妊婦さんへの対応なども重要な課題となります。コンテナ内に救援物資を収納する棚や休憩用のベンチ、カーテンなどを取り付けることも可能で、コンテナ内のスペースは休憩所や更衣室、授乳室などさまざまな用途に活用できます。

「N3 エヌキューブ」が役立つシーン

災害時の生活に必要となる電力を供給

台風や豪雨、地震などの災害時、被災地に運ばれた「N3 エヌキューブ」が、被災者の生活を支えます。

各種機器の電源として

今や生活の必需品である携帯電話やスマートフォン、パソコンに必要な電気を提供することができます。蓄電池がフル充電されている場合、スマートフォンは約2,000 台分の充電が可能です。
このほかにも、炊飯器や電子レンジ、ポットなどの調理機器の電源に活用することで、ご飯を炊いたり、赤ちゃん用のミルクを温めたりすることができます。
夜間には灯りをともすこともでき、安心して歩けるようになります。
写真:各種機器の電源として
コンセント穴はコンテナの内側と外側に標準装備

物資の備蓄倉庫として

コンテナ内に収納棚を設置することで、救急キットや食糧、飲料水などの防災用品を備蓄することができます。
写真:物資の備蓄倉庫として
備蓄棚をカスタマイズすることでさまざまな物資が収納可能

プライベート空間として

コンテナ内部にベンチやカーテンなどを設置することで、着替えスペースや授乳スペースに早変わりします。
写真:プライベート空間として
ベンチやカーテンの設置が可能

従来の防災用備蓄倉庫と「N3 エヌキューブ」の違い

~騒音や臭い対策が不要~

防災用備蓄倉庫に用意されることが多い発電機の使用には、一般的にカセットボンベやガソリン、軽油などが必要ですが、長時間使用するためには燃料補給が欠かせません。また、発電時の騒音や排気ガス、臭いなどの対策も必要です。
なお、各都道府県では、発電機などを搭載した防災用備蓄倉庫の整備が進められていますが、その設置台数は人口1万人あたりわずか3台に留まっています。(総務省消防庁「地方防災行政の現状 平成29年度4月1日現在における状況」より算出)
「N3 エヌキューブ」は自然エネルギーを活用した独立電源のため、燃料補給が不要です。さらに独自の翼形状を採用した風車はとても静か。風切り音によって避難所に集まる人々の生活環境の快適性や安全性を損なうことなく、安定的な発電が可能です。

日常でも防犯対策や情報発信拠点として活躍

防犯
監視カメラに電源供給
情報発信
Wi-Fiに電源供給/地域住民や観光客のための通信環境を確保
充電
スマートフォンをはじめとする電子機器の充電が可能
イラスト:日常でも防犯対策や情報発信拠点として活躍

台風で停電した地域に「N3 エヌキューブ」を派遣

2019年9月に関東地方に上陸した台風15号は家屋を倒壊させるなど各地に甚大な被害をもたらし、千葉県では一時60万軒が停電に陥りました。
このような危機的状況の中、NTNは特に被害の大きかった千葉県鋸南町に災害支援を申し入れ、開発部署が拠点を構える三重県桑名市から「N3 エヌキューブ」をトラックで輸送しました。鋸南町の停電がおおむね解消された後は、同県の富津市に移動し支援活動を継続しました。
既に充電した状態で現地に到着した「N3 エヌキューブ」は、到着後すぐに携帯電話やパソコン、家電製品のバッテリーなどの充電に活用され、夜間には照明としても活用いただきました。通信会社の移動基地局の稼働後には、「N3 エヌキューブ」に備え付けたWi-Fi機器も稼働し、家庭の固定回線が使用できなくなった住民の方々に利用いただきました。
近隣に河川がなかったため小型水車は使用しませんでしたが、日中は太陽光パネルと風車、夜間は風車で発電を行い、9日間の支援期間を通じて、安定的に電力を供給することができました。

  • イメージ図:トラックで迅速に移動
    トラックで迅速に移動
  • イメージ図:「N3 エヌキューブ」で充電を行う住民の方々
    「N3 エヌキューブ」で充電を行う住民の方々
  • イメージ図:夜間には照明として機能
    夜間には照明として機能

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