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移動型独立電源「N3 エヌキューブ」

風力・太陽光を利用する発電装置を格納
必要な場所へ迅速に移動、簡単設置!

特長

高い“機動性“で必要な場所へ迅速に移動して電源供給!

発電装置と蓄電池をコンパクトに格納し、電力が必要な場所へ4トントラックや貨物船、ヘリコプターなどさまざまな手段で輸送し、発電することが可能です。

写真:移動型独立電源「N3 エヌキューブ」

短時間で簡単設置!

設置後、すぐに発電を開始することができます。電気配線はコネクターをつなぐだけ。施工に必要な資格はありません。

図:短時間で簡単設置!

風力と太陽光による発電装置でいつでも発電

垂直軸風車と太陽光パネルを搭載可能です。カーボンゼロ(稼働時のCO2発生がゼロ)で24時間発電することができます。

図:3つの発電装置でいつでも発電

騒音、異臭なし!

一般的な非常用発電機に必要とされるカセットボンベやガソリン、軽油などの燃料が不要です。燃料を用いた発電には騒音や異臭などが伴いますが、「N3 エヌキューブ」は再生可能エネルギーを用いて発電を行うため、住民や災害時に避難所に集まった人々の生活環境の快適性や安全性を損ないません。

空間を有効活用

室内には棚や休憩用のベンチ、机、カーテンなどを設置することができ、救急キットや食糧などの防災用備蓄品の収納のほか、建設現場などの仮設事務所や医療スペース、ワーケーション施設などさまざまな用途にも活用できます。

写真:安心・安全のコンテナ空間

仕様

写真:仕様

写真:仕様

 仕様  10フィート  12フィート 20フィート
大きさ(m)
L×W×H
3×2.1×2.6 3.7×2.4×2.6 6.1×2.4×2.6
風車
定格発電量
0.5kW 0.5kW 小型風車
0.5kW
ソーラー
定格発電量
2.2kW 3.0kW 2.2kW
(最大4.5kW)
ディープ
サイクル
鉛蓄電池
8.8kWh以上 8.8kWh以上 8.8kWh以上
輸送
手段
陸上 4tトラック 4tトラック 4tトラック
海上 フラットラック
コンテナに積載
フラットラック
コンテナに積載
そのまま
輸送可能
外部電源 AC100V×4、USB×2、 系統C100V×2
耐久性 平均風速46m/s、震度7相当に耐える設計(耐震等級3)
年間CO2
削減量
0.46t 0.61t 0.91t

各種オプション

追加の太陽光パネル、エアコン、トラックから降ろすためのイージーリフト(昇降装置)、水ろ過装置など、ご要望に応じて各種機器を搭載することが可能です。また、複数の「N3 エヌキューブ」を連結した「連結モデル」にも対応可能です。

活用方法

平時、非常時に活用!

「N3 エヌキューブ」のオフグリッド、空間活用、機動性の特長を活かし、平時は、仮設事務所やワーケーション施設、防災倉庫などとして、非常時・災害時には近隣の被災地などにトラックなどで移動させ、非常用電源として活用できます。

※ 電力会社などの送電網に頼らない独立型電源

平時

写真:仮設事務所

仮設事務所

写真:ワーケーション(コワーキングスペース)

ワーケーション(コワーキングスペース)

このほかにも・・・

  • 温度管理が可能な防災倉庫
  • 山間部のトイレ電源
  • エアコン付休憩所(熱中症対策)
  • 店舗
  • 情報拠点 など

非常時

写真:エヌキューブを被災地へ派遣

「N3 エヌキューブ」を被災地へ派遣

写真:携帯電話などを充電

携帯電話などを充電

このほかにも・・・

  • 停電時の目印
  • 一時的な医療スペース
  • 救護用エアーテントの電源
  • 水ろ過装置を積載し、有事の際の水の確保として
  • 停電時の基地局停止を補完するWi-Fi環境の提供 など

仮設事務所への活用

高い機動性を特長とする「N3 エヌキューブ」は、建設現場などの仮設事務所として活用することができます。再生可能エネルギー100%で発電した電気を使ったエアコンを標準搭載しており、快適な空間を提供します。
なお、山間部など風力による安定した発電が見込めない地域でのご使用に対しては、風力発電機を搭載せず、太陽光パネルのみで発電を行うモデルもご用意しています。

写真:内部イメージ図

<内部イメージ図>

写真:正面図

<正面図>

写真:背面図

<背面図>

※ 本図はイメージであり、実際のモデルとは異なる場合があります。
※ 内装の備品は商品に含まれていません。

ワーケーション、グランピングへの活用

写真:ワーケーション、グランピングへの活用

「N3 エヌキューブ」は、ワーケーションやグランピングのためのスペースをさまざまな場所に提供することができます。カーボンフリーで発電した電力を使ったエアコンで温度調整を行うことで、快適な心やすらぐ空間でリモートワークや休暇を過ごすことができます。

※ 事業運営は、運営会社様からのご提案となります。

補助金・交付金
商品の導入には補助金や交付金が適用される場合があります。

<内部イメージ>

写真:内部イメージ

写真:内部イメージ

<正面図>

写真:正面図

<背面図>

写真:背面図

※ 本図はイメージであり、実際のモデルとは異なる場合があります。

防災倉庫としての活用

写真:三重県桑名市で防災倉庫として採用された「N エヌキューブ

三重県桑名市で防災倉庫として採用された
「N3 エヌキューブ」

「N3 エヌキューブ」の空間を活かし、防災倉庫として活用いただけます。オフグリッドで作動するため、停電時には電力の供給が可能な施設として運用することができます。また、エアコンを搭載することで内部の温度管理が可能となり、衛生用品やミルクなども保管することができます。

※ 電力会社などの送電網に頼らない独立型電源

補助金・交付金
商品の導入には補助金や交付金が適用される場合があります。

分散避難への活用

感染症がまん延する状況においては、避難所における「3密」を回避した分散避難が求められます。そのひとつとして、車中泊やテントを使った避難形態があります。一部の自治体では大型駐車場や指定緊急避難場所に非常用電源ステーションとして「N3 エヌキューブ」や「NTNグリーンパワーステーション」を導入いただいています。

補助金・交付金
商品の導入には補助金や交付金が適用される場合があります。

「NTNグリーンパワーステーション」の詳細はこちら

医療スペースとしての活用

写真:医療スペースとしての活用

「N3 エヌキューブ」は、医療スペースとしての活用も可能で、病棟の増設などに役立ちます。再生可能エネルギーにより発電した電力でエアーテントを展開することで、停電時にも医療スペースを増設することができます。

補助金・交付金
商品の導入には補助金や交付金が適用される場合があります。

海水淡水化装置との運用

世界には電気インフラが整備されていないために、海が近くにあっても淡水に変換できず、安全な水の供給が困難となっている国があります。未電化地域でも電力の供給が可能な「N3 エヌキューブ」に海水淡水化装置を搭載することで、生活用水として安全な水を提供することができます。

離島通信のレジリエンス強化(強靭化)

離島などでは電力や通信ケーブルが海底に敷設されていますが、地震や台風などによりケーブルが切断され、通信障害が発生することがあります。長距離無線通信機器を搭載した「N3 エヌキューブ」を離島に設置することで、独自の通信網を構築し、停電時にも通信を行えるようになります。

図:離島通信のレジリエンス強化(強靭化)
図:離島通信のレジリエンス強化(強靭化)

再生可能エネルギーによる発電で、停電時においても通信を継続可能

導入事例とお客さまの声

三重県桑名市様 温度管理可能な防災倉庫として活用

2021年三重県桑名市に採用された「N3 エヌキューブ」は、12フィート型と10フィート型を連結させた防災拠点施設用モデルです。発電した電力を用いて「N3 エヌキューブ」内のエアコンを24時間稼働させることで、温度管理が必要な支援物資や医薬品などを保管する防災用備蓄倉庫として使用しています。
また災害発生時には10フィート型「N3 エヌキューブ」を切り離し、近隣の被災地などにトラックで移動させ、非常用電源として使用することも想定しています。大規模災害後の使用に耐えられるよう、震度7クラスの地震でも倒れない耐震性を備えています。
同年3月に行われた防災拠点施設運用訓練では、「N3 エヌキューブ」で発電した電力を電動ポンプに供給し、エアーテントを設置しました。
訓練に立ち会った有識者からは「24時間稼働し、医薬品などを保管できることは非常に重要で、こういったものが地域にあると大変有益である」とのコメントをいただきました。

図:温度管理可能な防災倉庫として活用

2019年台風15号 千葉県への支援

2019年9月、台風15号により停電被害に遭った千葉県鋸南町と富津市に「N3 エヌキューブ」を派遣し、支援活動を行いました。
携帯電話の充電や無料のWi-Fiスポット、夜間の明かりとして活用いただきました。住民の方々からは「夜間のN3 エヌキューブの光が目印となっていた」、「停電時でも携帯電話やスマートフォンを充電できるのは非常にありがたい」などの声をいただきました。

N3エヌキューブ出動の様子

写真:トラックで被災地に移動

トラックで被災地に移動

写真:多くの携帯電話を同時に充電

多くの携帯電話を同時に充電

静岡県吉田町様 防災拠点の独立電源として採用

2022年、静岡県吉田町の水防センターに2基の20フィート型「N3 エヌキューブ」が採用されました。駿河湾に面する吉田町は「津波防災 まちづくり」を推進しており、町内15カ所の津波避難タワーに加え、大規模地震を想定した防潮堤や災害時にヘリコプターの離着陸などを行うスペースとなる河川防災ステーションを整備しています。河川防災ステーションの一角には、災害時の水防活動と救護活動の拠点および災害支援物資の備蓄・保管を目的とした水防センターが建てられており、本施設のエアコンや照明などの稼働に必要な電力を供給する独立電源として「N3 エヌキューブ」が採用されています。

町内で停電が発生した際には、水防センターから「N3 エヌキューブ」を切り離してトラックで停電地域に運搬し、非常用電源として活用することも可能です。再生可能エネルギーを活用した防災・減災対策として、町の強靭化(レジリエンス強化)に貢献しています。

静岡県吉田町で独立電源として採用された「N3 エヌキューブ」

静岡県吉田町で独立電源として採用された「N3 エヌキューブ」

静岡県吉田町で独立電源として採用された「N3 エヌキューブ」

循環式水洗トイレを搭載したエコトイレとして採用

ハイキングで人気の三重県の多度山に設置されるエコトイレとして「N3 エヌキューブ」が採用されました。搭載されている循環式水洗トイレは、「N3 エヌキューブ」が発電した電力によって賄われます。トイレに使用される水は処理槽でろ過され再生水として循環するため、外部への排水もなく、いつでも清潔な水を使用することができる環境に優しいトイレです。

採用された「N3 エヌキューブ」は、2基の10フィート型を連結した大容量タイプと1基の標準モデル(10フィート型)で、標準タイプは1日あたり約30回、大容量タイプは約200回以上の使用が可能です。下水道を整備することなく設置可能で、メンテンナンスも年1回程度と設置と運用にかかる手間とコストを抑えることができます。

採用された「N3 エヌキューブ」には、循環式水洗トイレだけではなく、外装面にデジタルサイネージを搭載しています。デジタルサイネージに地域商店の広告やその店舗で使用できるクーポンなどを表示して、ハイキング後に地域の店舗で飲食やリラクゼーションを楽しんでいただくとともに、地域経済にも貢献します。

「N3 エヌキューブ」を活用したエコトイレ

「N3 エヌキューブ」を活用したエコトイレ

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