みんなが大好きなラーメンをつくる工場でも、ベアリングが活躍しているよ。どんなベアリングがあるのか見てみよう。

人が口にする物だけに、ラーメンなどの食品工場では清潔なことが一番大切。ベアリングにも清潔さを保つための工夫が必要なんだ。

例えば前回勉強したベアリングユニット。麺や、なるとをつくるための材料を混ぜたり成形する工程では、水や蒸気が多くて錆びやすい。そこで錆びにくいステンレスやプラスチックの軸受箱を使ったベアリングユニットが使われているんだ。また具材を乾燥させたり麺を揚げる工程では、ベアリングの温度が高くなってグリースが柔らかくなるから、漏れる心配がある。これを3重構造のシールをつけることで防いでいるんだよ。さらに、グリースも特殊な材料を使って石けんみたいに固めてあるから漏れにくいし、万一漏れて食品に入っても、みんなの体に影響がないものが使われているよ。

安全でおいしいラーメンをつくるために、いろんな工夫がされてるんだね。