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鈴木社長 藍綬褒章を受章


NTN株式会社(本社:大阪市西区)代表取締役社長 鈴木泰信は、平成17年春の褒章で藍綬褒章を受章することが決定致しました。

鈴木社長のこのたびの受章は、平成13年11月の社長就任以来、数々の公的団体の要職を歴任すると共に、数多くの新商品の事業化、世界主要5極(日本・米州・欧州・アジア・中国)の生産体制整備を図り様々な業界の発展への貢献、又、環境保全への取り組みの功績が評価されたものです。

  1. 日本ベアリング工業会 副会長、日本経済団体連合会 理事、日本機械工業連合会 理事をはじめ、数々の公的団体の要職を歴任し、広く産業界の発展に貢献したこと。
  2. 流体動圧軸受ユニットという、玉軸受に代わる市場を作り出した革新的な新商品の事業化を図り、ハードディスクドライブ(HDD)の記憶容量増大化、静粛性、低コスト化を実現し、コンピュータ産業の発展並びに、ビデオテープ、CD、MD等に代わる高容量情報記憶装置としてのHDDの情報家電製品への用途拡大に貢献したこと。
  3. 自動車に対する快適性へのニーズから市場の低振動性に対する要求が高まる中、同社の従来品に比べて振動特性を50%以下に低減、重量も20%軽量化した新型低振動等速ジョイントの開発を指導し、各自動車メーカーで実施される実車での評価実験の騒音、振動、乗り心地といった各項目および振動特性において最高レベルの評価を受けるなど、自動車業界の発展に貢献したこと。
  4. 次世代の軸受製造設備の開発を指導し、従来の設備に比べて生産量は変えることなく、設備費用を60%減、ライン長さを半減させ、段取替時間を10分の1、消費電力を約3分の1に抑える次世代設備を実現し、低コスト、省エネルギー、省スペース化を通じ環境保全に貢献したこと。
  5. 従来は産業廃棄物として処分してきた研削スラッジを金属塊と研削液に分離させる「小型研削スラッジ固形化装置」を完成。国内の全事業所に導入すると共に「ゼロエミッション」リサイクル率99%を実現し、環境保全に貢献したこと。
  6. 国際的な競争が激化している自動車メーカーや産業機械メーカーなどの顧客と一体となった「もの造り」の国際競争力を強化するため、中国における製造拠点の新設、米国、アジアにおける生産能力増強を図ると共に、日本に於ける軸受製造の「モデル工場」として三重製作所を設立したこと。

尚、5月27日に伝達式が行われ、受章者一同と皇居に参内し、天皇陛下に拝謁する予定です。

<鈴木泰信 略歴>

昭和11年12月 岐阜県生まれ
昭和34年3月 名古屋工業大学卒業
昭和34年4月 NTN株式会社入社
平成3年6月 同 取締役
平成6年4月 同 常務取締役
平成9年6月 同 専務取締役
平成11年6月 同 代表取締役副社長
平成13年11月 同 代表取締役社長

<関係団体の主な経歴>

平成16年5月から現在 (社)日本ベアリング工業会 副会長
平成14年1月から現在 (社)日本経済団体連合会 理事
平成14年3月から現在 (社)日本機械工業連合会 理事
平成13年12月から現在 (任)関西経営者協会 理事
平成14年4月から現在 (財)大阪科学技術センター 理事

<受章の喜びの言葉>

受章の栄に浴し、身に余る光栄であります。このたびの受章は関係業界の皆さまをはじめ、社内外の諸先輩、関係各位のご指導、ご支援のたまものと心から感謝いたしております。ベアリングは、古代より省エネルギー部品として多方面で活用されてまいりましたが、「環境の世紀」と呼ばれる21世紀では、その役割の重要性は増々大きくなっており、省資源、環境保全をも同時に達成するため、「もの造り」の観点に立ち新しい技術の開拓を追求して参ります。また新商品開発を通じ日本の自動車・機械産業の益々の発展・向上に努めて参る所存です。


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