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2019年

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インドネシアでIGP社と等速ジョイント事業の合弁契約を締結2019年5月24日広報ニュース

増加するFF車に必要不可欠な等速ジョイントを現地生産

NTN株式会社(以下、NTN)は、インドネシアの自動車市場で需要が拡大する前輪駆動車(FF車)に向けて、FF車に必要不可欠な等速ジョイントの供給拡大を目的に、アストラグループのPT. Inti Ganda Perdana(以下、IGP社)と合弁契約を締結し、ジャワ島西部・カラワン地区(KIM工業団地)に、等速ジョイントを製造する合弁会社を設立することをお知らせします。

調印式にて(左より、IGP社取締役副社長・Budi Pranadi氏、取締役社長・Kusharijono氏、当社代表取締役副社長・井上博徳) 調印式にて(左より、IGP社取締役副社長・Budi Pranadi氏、
取締役社長・Kusharijono氏、当社代表取締役副社長・井上博徳)

1.合弁契約の狙い

インドネシアでは各種の環境規制等を背景に、自動車市場においては車軸懸架(リジッドアクスル)方式の後輪駆動車(FR車)から、前輪駆動車(FF車)への生産シフトが加速しています。これに伴い、FF車に必要不可欠な駆動部品である等速ジョイントの需要も急拡大が見込まれています。NTNは、アセアン・南アジア地域においては、タイ・インドで等速ジョイントの現地生産を行っておりますが、これまでインドネシアで等速ジョイントの現地生産は行っておりませんでした。

このような状況の下、インドネシアのアストラグループで自動車部品の製造を担うIGP社と、等速ジョイントの現地生産に関する合弁事業を検討し、インドネシア市場における現地生産の必要性と、販売・シェア拡大という双方の目的が一致したことにより、このたび、合弁契約を締結することに至りました。

今後は、近く合弁契約に基づく新会社を設立し、2020年8月の量産開始を目指して工場の建設を進めます。インドネシアで初めて現地生産を行うことによって、顧客対応の迅速化と納入リードタイムの短縮を実現し、インドネシア自動車市場におけるプレゼンス向上と、等速ジョイントの圧倒的なシェア確保を目指した事業展開を進めます。

2.合弁契約と新設会社の概要

(1)会社名 PT. Astra NTN Driveshaft Indonesia
(2)事業内容 等速ジョイントの製造
(3)資本金 1,200億ルピア
(4)出資比率 IGP社 51%、NTN 49%
(5)所在地 Kawasan Industri Mitrakarawang, Kabupaten Karawang, West Java, Indonesia
(6)敷地面積 約18,000m2
(7)延床面積 約8,500m2

3.等速ジョイントについて

等速ジョイントについて

等速ジョイント(CVJ:Constant Velocity Joints)は、自動車のエンジンやモータの駆動力をタイヤになめらかに伝える重要保安部品で、日本ではNTNが初めて実用化しました。
NTNは高効率や低振動、軽量、コンパクト化など、高い技術力で業界をリードしています。

ご参考:IGP社について

ご参考:IGP社について

(1)名称 PT. Inti Ganda Perdana
(2)所在地 JI. Raya Pegangsaan Dua Block A3 Km 1.6 Kelapa Gading, Jakarta, Indonesia
(3)代表者 取締役社長 Mr. Kusharijono
(4)事業内容 リアアクスル、プロペラシャフト等、自動車ドライブトレイン部品製造
(5)資本金 60百万米ドル
(6)設立年月 1982年3月
(7)従業員 1,484名(2018年12月末)

ご参考:等速ジョイントの適用部位について

ご参考:等速ジョイントの適用部位について(1)

ご参考:等速ジョイントの適用部位について(2)

お問い合わせ先

NTN株式会社
広報・IR部

TEL:06-6449-3579 FAX:06-6443-3226

お問い合わせフォーム

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