中国FSAT社と戦略的パートナーとして調印2018年5月7日
NTN株式会社(以下、NTN)は、インホイールモータ駆動システム(以下、IWM駆動システム)と車両運動制御技術(i2-Drive System)を搭載した新エネ車の開発・量産に向けた技術支援を行うため、中国自動車設計・製造メーカ「長春富晟汽車創新技術有限公司」(以下、FSAT社)とライセンス契約を締結しました*。4月27日、中国の北京中航悦酒店においてFSAT社、ならびに戦略的パートナー企業が出席した調印式に出席し、調印しました。
調印式では、当社とFSAT社の双方の代表者、ならびにFSAT社と戦略的パートナー10社が調印しました。FSAT社の劉蕴博総経理からは「開発を進めてきた車は、軽量化や電動駆動技術などにおいて、先進的なレベルに達することができた」と新エネ車の量産化に向けた意気込みが語られました。また、当社代表取締役社長の大久保は「長年切望していた世界で初めてのインホイールモータを搭載した電気自動車の量産化が実現します」と今回の戦略的パートナーとしての調印への思いを語りました。
その後、FSAT社の劉蕴博総経理と、当社取締役でEVモジュール事業部長の梅本が調印を行いました。
NTNが開発したIWM駆動システムと車両運動制御技術「i2-Drive System」を搭載した新エネ車は、FSAT社によって2019年の量産化を予定しています。NTNは、独自技術の開発を通じて、自動車の安全性や快適性の向上とともに、低炭素社会の実現に貢献してまいります。
* 「中国FSAT社とインホイールモータ駆動システムに関する技術ライセンス契約を締結」
2018年4月19日プレスリリース
https://www.ntn.co.jp/japan/news/press/news201800034.html
ご参考
【軽量化新エネ車仕様について】
主要諸元 | |
全長×全幅×全高(mm) | 4600×1800×1500 |
---|---|
ホイールベース(mm) | 2630 |
トレッド(mm) | 1556/1506 |
車体形式 | 5ドア5座席3ボックス乗用車 |
整備重量(kg) | 1300 |
駆動モータ | インホイールモータ(2基、前輪駆動) |
インホイールモータ最高出力(kW) | 35×2 |
インホイールモータ最大トルク(N·m) | 704×2 |
駆動用バッテリー | 三元リチウム電池 |
電池エネルギー(kWh) | 50 |
電池エネルギー密度(Wh/kg) | 160 |
0~100km加速(s) | 10 |
最高車速(km/h) | 150 |
消費電力(kWh/100km) | 11 |
航続距離(km) | 450 |
懸架 | マクファーソン式/トーションビーム式 |
ステアリング | EPS(電動アシスト転舵) |
制動 | EPB(坂道補助、自動パーキング) |
タイヤ | 205/55 R17 |
アクティブセーフティ | ESC、DYC |
パッシブセーフティ | 6安全エアバッグ/プリクラッシュシートベルト |
【マクファーソン・ストラットとIWM駆動システム】
【IWM駆動システム構成】
お問い合わせ先
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広報・IR部
TEL:06-6449-3579 FAX:06-6443-3226