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2017年

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大阪大学に「NTN次世代協働研究所(仮称)」を開設予定2017年6月6日広報ニュース

NTN株式会社(以下、NTN)は、新規事業の創出と技術革新の加速を目的に、2017年9月に国立大学法人大阪大学(本部:大阪府吹田市、総長:西尾章治郎様、以下、大阪大学)大学院工学研究科に、「NTN次世代協働研究所(仮称)」を開設いたします。

NTNは、2015年4月から2018年3月までの3年間にわたり、中期経営計画「NTN100」に取り組んでいます。2018年3月に迎える創業100周年を機会に、基盤事業及び新たな事業領域のさらなる拡大、成長を目指し、「あるべき姿」への「変革」に挑戦しています。トライボロジー技術など基盤技術の強化に加え、次世代電気自動車や、自然エネルギー、医療機器等、次の100年を支える新たな事業展開を加速させることを目的に、ベンチャー関連も含めた市場の固有技術との融合、大学研究機関の最先端技術の取り込みなど、さらなる変化を探求しています。

この取り組みのひとつとして、2016年8月からNTNの独自技術である微細塗布装置を用いた革新的な人工三次元細胞組織の構築について、大阪大学と共同研究を行ってまいりました。

創薬や再生医療への適用を目的に、大阪大学のiPS由来細胞を用いた細胞積層化技術と、NTNの微細塗布技術を融合させることで、三次元細胞組織の開発を目指しています。三次元細胞組織は、新規薬剤の開発、再生医療だけでなく、疾患発症機構の解明などに多大な貢献が期待されています。

このたび、さらなる連携強化による価値創造を加速させるため、大阪大学の協働研究所制度*を活用し、同大学内に「NTN次世代協働研究所」を新たに開設いたします。「NTN次世代協働研究所」では、新規事業創出と技術革新を加速させます。次世代電気自動車や自然エネルギー、医療機器等の分野で中長期の研究開発戦略に基づき、NTNの基盤技術と大阪大学が有するAI、IoT等の最新技術との融合、あるいは知の集積により、新たな価値創造を目指していくものです。

NTNは、「NTN次世代協働研究所」の開設を通じて、最先端技術を有する大阪大学との産学連携を強化し、次世代新規事業の創出に向けた研究開発に取り組むほか、次世代の人材育成の場にも活用してまいります。

  • 企業等の研究組織を大阪大学内に設置し、多面的な産学協働活動を展開する拠点。企業等と大阪大学が共通の場で相互に研究の情報・技術・人材・設備等を利用して、研究成果の産業への活用促進、研究高度化、双方の高度人材育成を目指す制度。

協働研究所の概要

研究所名 NTN次世代協働研究所(仮称)
設置場所 大阪大学大学院工学研究科(〒565-0871 吹田市山田丘2-1)
設置期間 2017年9月1日~2020年3月31日

NTN株式会社の概要

NTNは、2018年に創業100周年を控え、世界33カ国に223拠点、2万4千人以上の従業員からなる精密機器メーカーです。軸受は世界トップクラスのシェアで、その技術を活かしたハブベアリングは世界シェア第1位、ドライブシャフトは第2位を誇ります。高い品質で業界をリードするNTNの商品は、世界有数の企業に選ばれ、自動車、鉄道車両、建設機械、航空機、医療機器をはじめとする多数の商品に用いられて、人々の暮らしを支えています。

2015年4月から2018年3月までの3年間にわたり中期経営計画「NTN100」を推進中で、「攻める経営」として新しい事業の創出に取り組んでいます。

お問い合わせ先

NTN株式会社
広報・IR部

お問い合わせフォーム

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