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2015年

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2015年度(第11回)精密工学会技術奨励賞を受賞2015年9月7日広報ニュース

NTN株式会社 商品開発研究所の小長井直哉が、精密工学会主催の2015年度(第11回)精密工学会奨励賞*を受賞しました。

受賞名

2015年度(第11回)精密工学会技術奨励賞

* 精密工学分野において顕著な業績をあげた独創性・将来性のある新進気鋭の研究者、技術者に対し、その努力と精進に報いるとともに、旺盛な研究意欲を高揚させることを目的とし、満35歳以下の者に贈られる賞。(精密工学会技術奨励賞規程より抜粋)

精密工学会技術奨励賞規程:
http://www.jspe.or.jp/wp/wp-content/uploads/activity/kitei_young-Engineer.pdf

受賞者

NTN株式会社 商品開発研究所 小長井直哉

業績

パラレルリンク型高速角度制御装置の開発

業績概要

2自由度の角度位置決めを行う「パラレルリンク型高速角度制御装置」を開発しました。一般的な構成とは異なる独特のパラレルリンク機構を採用し、コンパクトな構成で広い可動角度範囲を実現させました。さらに、独自の駆動機構や制御アルゴリズムにより、高速・高精度な位置決めと整定時の振動抑制に成功しました。その結果、グリース塗布装置や自動溶接機などの生産設備への実用化を果たし、生産性の向上に貢献しています。エンドエフェクタや他のアクチュエータとの組み合わせによって、日本の得意とする生産設備の自動化・ロボット化を進化させるとともに、医療・福祉分野、生活分野(サービス、エンターテイメント)など様々な用途への展開が期待できます。

パラレルリンク型高速角度制御装置
パラレルリンク型高速角度制御装置

受賞理由

「パラレルリンク型高速角度制御装置」は、タクトタイム要求が厳しいグリース塗布用途や、きめ細やかな動作を必要とする自動溶接機において、生産性の向上に大きく貢献しており、今後は日本の得意分野である生産設備の自動化・ロボット化のさらなる進化に寄与することが期待できます。

本装置の機械設計、評価を担当する小長井直哉は、特に溶接工程における本装置の実用化に貢献しただけではなく、他用途の展開を担っており、精密工学分野において顕著な業績をあげた独創性・将来性のある研究者として評価されました。

お問い合わせ先

NTN株式会社
広報・IR部

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