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2014年

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「『復活』から『攻め』へ」 2014年1月6日広報ニュース

NTN株式会社
代表取締役社長 髙木重義

新年明けましておめでとうございます。良い新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

当社は昨年4月に、「利益を造る企業体質への変革」を基本方針とした2年間の中期経営計画「復活2014」をスタートしました。長期化した円高からの回復の中で、重点分野へ経営資源を集中することで、確実に利益を確保できる企業体質への変革を目指しております。

しかし、世の中の変化のスピードが非常に速くなっている今、「復活」して元に戻るだけではなく、当社が創業100周年を迎える2018年に向けた次なる成長のために、「攻め」の諸施策にも同時に取り組むことで、新たな収益基盤を確立したいと思います。

(1)「技術サービスによるアフターマーケット事業の拡大」

これまで補修市場向けのサプライチェーンを整備してきましたが、昨年10月、「アフターマーケット事業本部」を新設し、組織体制を大幅に強化しました。今後は、軸受稼働状況のモニタリングや技術解析サービスの提供、テクニカル・サービスカーによる技術指導などにより、世界各地の設備補修案件や自動車用補修パーツ向け事業を拡大してまいります。

(2)「自動車事業の収益改善」

自動車事業においては、収益の大幅改善に取り組んでいます。当社商品の新規採用がグローバルで進む中、設計・製造方法の見直しや部品の共通化などを推進しております。さらに「現地・現物・現人」の考えに基づき、現地調達の拡大や前工程の現地生産を加速し、足元の円安を追い風としながらも、為替に左右されない体制を確立してまいります。

(3)「単体商品からモジュール・システム商品の開発加速」

研究開発面では、軸受単体ではなく「モジュール商品」や「システム商品」の開発を加速します。周辺機構や制御技術と組み合わせ、付加価値の高い商品を開発し提案することで、小型・軽量化や部品点数の削減と同時に、お客様のニーズを先取りし、電動化や環境、安全対応技術に貢献してまいります。


2014年の干支は、「午(うま)」です。馬は生まれてすぐに立ち上がり走り出すことから、「早い立ち上がり」を象徴するとも言われます。まさに今年は「復活」そして「攻め」の諸施策を迅速に展開し、馬のように一気に駆け上がった成果を示す年としたいと思います。

最後になりましたが、皆さんとご家族の健康を祈念して、私の年頭のご挨拶とさせていただきます。

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