「NTN中国技術センター」を竣工2011年5月31日
NTN株式会社(以下、NTN)は、中国で初めての技術開発拠点である「NTN中国技術センター」の開所式を5月26日に中国上海市で行いました。
開所式は、中国政府関係者や中国軸受工業会、大学公共機関、各産業界代表など多数の来賓をお迎えし、総勢約200名に及ぶ参列者のもと盛大に行われました。
オープニングセレモニーでは、政府関係者や産業界の主要企業の皆様から、NTNの中国における技術開発機能の強化を歓迎する祝辞をいただきました。
NTNの鈴木会長は『中国では、経済社会の「外需から内需へ」「高炭素から低炭素へ」「強国から国民の豊かさへ」の3つのモデルへの転換が進む。特に戦略的新興産業である、“省エネ・環境保全”、“新材料”及び“新エネルギー自動車産業”においてNTNの技術を活用していただきたい』と挨拶しました。
式典に続いて、技術センターに設置した最新型の試験機や検査機の紹介やインホイールモータやステアバイワイヤなどNTNの次世代電気自動車(EV)用システムを搭載したEV車の試乗会を開催しました。
鈴木会長の挨拶
髙木取締役による獅子舞への墨入れ
NTN中国技術センター外観
NTNは、世界各地、特に成長市場における、販売・生産・技術の機能を「現地・現物・現人」(注)の方針で強化しております。
今回竣工した「NTN中国技術センター」も、自動車市場をはじめ、建設機械や工作機、鉄道車両、風力発電などの産業機械市場に向けて、現地顧客のニーズや自然環境などに合わせた設計や試験を現地で実施していきます。顧客対応スピードをさらに早めるとともに、技術サポートを充実させてまいります。
(注) 現地で現地の人が商品を設計・開発し、現地の材料や設備を使って生産し販売すること。
NTN中国技術センターの概要
(1) 所在地 | 上海市松江区松江工業区南楽路 1666号(上海NTN敷地内) |
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(2) 延床面積 | 約7,200m²(1階:実験室、2階:事務所) |
(3) 従業員 | 200名程度(予定) |
ご参考
NTNのグローバル技術開発体制
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