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中国における合弁会社(子会社)設立に関するお知らせ

NTN株式会社(以下NTN)は、岡谷鋼機株式会社と等速ジョイントの部品および軸受を生産販売する合弁会社(子会社)を中国・上海市に設立することを決定いたしましたのでお知らせします。

1.子会社設立の経緯と狙い

NTNは、本年4月にスタートした事業構造改革で、等速ジョイント、アクスルユニット、ニードル軸受を戦略商品と位置付け経営資源を集中すること、また最適地生産地として中国を製品・半製品・部品の供給基地とする中国進出の計画を発表しました。この計画に沿って、NTNにとって初めての中国の生産拠点となる子会社の設立を決定しました。

同子会社設立の狙いは、生産拠点を中国に持つことにより、今後確実に拡大する中国自動車市場でNTNのプレゼンスを強化させること、戦略商品のグローバルな価格競争力の強化を図るためNTNグループの生産拠点(日・米・欧・アジア)向けに戦略商品の完成品・半製品を輸出する供給基地にすることです。この狙いに沿って、等速ジョイントの部品(以下CVJカセット)を中心に同子会社で生産される製品・部品の約90%は輸出する予定です。

2.今後の計画

本年8月中旬に子会社を設立、約6億円を投じて工場を建設し2003年6月からCVJカセット、アクスルユニット、ニードル軸受の生産を開始する予定です。初年度の2003年に約4億円、2005年には約30億円の売上を見込んでいます。

なお、同子会社の将来構想として、ボールベアリングやテーパーローラーベアリングについても前工程からの一貫生産事業を検討してゆきます。

3.新会社の概要

1)新会社名 (仮称)上海恩梯恩精密機電有限公司
(英語名:SHANGHAI NTN CORPORATION)
2)事業内容 CVJカセット、アクスルユニット、ニードル軸受など
軸受、自動車部品、機械部品およびその関連部品の製造・加工・販売
3)資本金 2,000万米ドル(約25億円)
4)出資比率 NTN株式会社95%、岡谷鋼機株式会社5%
5)所在地 中華人民共和国上海市松江区
6)設立 2002年8月中旬(予定)
7)操業開始 2003年6月(予定)
8)敷地面積 25万m2
9)建屋面積 第1期建設として、工場15千m2、管理棟2千m2(合計:17千m2)を建設
10)投資額 2,990万米ドル(約37億円) 初年度投資額は約22億円を見込む
11)売上計画 初年度約4億円、2005年には30億円を見込む
12)人員数 当初約100人 2005年には約300人を予定。

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