災害時のトイレ問題を解決
世界初の再エネ100%、トイレ・処理槽分離型
「循環式水洗トイレ」を奈良県大淀町で運用開始
2026年2月25日
- 移動型独立電源「N3 エヌキューブ」の新モデル設置、包括連携協定を締結
NTN株式会社(以下、NTN)が開発した、水循環式自己完結型トイレ(以下、循環式水洗トイレ)を搭載した移動型独立電源「N3 エヌキューブ」レストルーム セパレートモデルが、奈良県吉野郡大淀町に設置されました。
本モデルは、大淀町の要望を踏まえてNTNが新たに開発したもので、再生可能エネルギー100%で稼働する「循環式水洗トイレ」として、トイレ室と処理層を別々のコンテナに分離した世界初の構造を採用しています。電力はすべて太陽光パネルによる発電で賄われ、停電・断水時でも清潔なトイレ環境を提供できる災害時インフラとして期待されています。
また、大淀町とNTNは、今後の災害対策の強化に向けて包括連携協定を締結しました。防災教育の実施や実証実験など、「N3 エヌキューブ」を活用した取り組みを両者で進めてまいります。
「N3 エヌキューブ」は、小型風車、太陽光パネル、蓄電池をコンテナに収めた移動型独立電源です。トラックで容易に運搬できる高い機動性を備え、内部の用途に応じたカスタマイズも可能なため、平常時・災害時を問わず幅広い活用が進んでいます。これまで多くの災害現場で活用されてきたほか、国土交通省による「『道の駅』における高付加価値コンテナ活用ガイドライン」に沿った防災道の駅での実証実験*1も行われており、新たな防災モデルとしても注目を集めています。
災害時には、停電や断水により水洗トイレが使えなくなり、避難者の衛生環境の悪化や、高齢者・障がい者にとって利用しづらいといった課題がありました。今回、大淀町に設置された「N3 エヌキューブ」レストルーム セパレートモデルは、トイレ室と処理槽を別のコンテナに分けた再生可能エネルギーのみで稼働する世界初の分離型の循環式水洗トイレです。太陽光パネルにより発電し、外部電源が不要な上、ユニバーサルトイレ仕様で広くゆったりと利用できる快適な空間を確保しています。さらに、同町からの要望を反映し、普通運転免許で運転可能な4tトラックで輸送できるサイズに開発しました。本モデルは、NTNが新たに開発したセパレートモデルの第1号機となります。
2月10日には、大淀町とNTNによる包括連携協定の調印式と、実際に稼働する「N3 エヌキューブ」の見学会が行われました。大淀町の辻󠄀本眞宏町長は「災害はいつ、どこで起こるかわからない。『N3 エヌキューブ』の高い機動性を活かし、大淀町内はもちろん、周辺自治体の災害対策にもつなげていきたい」と述べられ、今後の連携への期待を示されました。また、本取り組みについて、NTN 未来創造開発本部 自然エネルギー商品ユニットの梅本秀樹ユニット長は、「災害現場では多くの方が不安な時間を過ごされます。そうした方々に寄り添い、一人でも多くの方に安心、安全を届けたい」とコメントしました。
NTNは「N3 エヌキューブ」をはじめとする再生可能エネルギーを活用した商品の展開を通じて、持続可能な「なめらかな社会」の実現を目指してまいります。
- 2024年10月4日プレスリリース:
災害時を想定した移動型独立電源装置「N3 エヌキューブ」の実証実験を開催
https://www.ntn.co.jp/japan/news/press/news202400079.html
移動型独立電源「N3 エヌキューブ」レストルーム セパレートモデルについて
大淀町に設置された「N3 エヌキューブ」
「N3 エヌキューブ」レストルーム セパレートモデルの仕組み(構造図)
特長
| 1. 環境にやさしい | 再生可能エネルギー100%で稼働し、排水を出さない循環式水洗トイレ |
|---|---|
| 2. 高い機動性 | 4tトラックで輸送・設置が可能(普通運転免許で運搬可能) |
| 3. 誰でも使いやすい | 高齢者や障がいのある方も利用しやすいユニバーサルトイレ仕様を採用 |
| 4. 広く快適な空間 | 再エネのみで稼働する循環式水洗トイレとしては世界初のトイレ室・処理槽を分離した構造により、災害時でもゆったりとした快適な空間を確保 |
| 5. 停電・断水時も安定稼働 | 停電や断水時でも平常時と同じ清潔なトイレ環境を提供 |
大淀町とNTNで包括連携協定を締結
(写真右:奈良県吉野郡大淀町 町長 辻󠄀本眞宏様、
左:NTN 未来創造開発本部 自然エネルギー商品ユニット長 梅本秀樹)
ご参考
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自然エネルギー商品特設サイト:
https://n3.ntn.co.jp/
