「ホッパ機能付モノドライブ2ウェイフィーダ」を開発 2013年11月14日
業界初!ホッパとフィーダの一体化で、省スペース・工数削減に貢献
NTN株式会社(以下、NTN)は、NTN独自のモノドライブ2ウェイフィーダ(以下、MD2フィーダ)に、かき上げ式ホッパ(タンク部)を一体化し、省スペースで部品の投入工数の削減など、生産効率の向上に貢献する「ホッパ機能付モノドライブ2ウェイフィーダ」を開発しました。
MD2フィーダは、これまでNTNが培った振動式の部品搬送技術を結集。共振現象と強制振動を最適制御し、1台の直進フィーダで部品を2方向に安定搬送することを実現した、省エネかつ軽量・コンパクトな部品供給装置です。
今回開発した「ホッパ機能付モノドライブ2ウェイフィーダ」は、MD2フィーダにかき上げ式ホッパを一体化させました。これにより、ボウルフィーダに別置ホッパと直線フィーダを組合せた場合と比較して、設置面積を30%以上削減でき、消費電力も3分の1以下に抑えることが可能で、スペースの有効活用と省エネルギーを両立します。また、かき上げ式ホッパは、ホッパ内に搬送部品を従来品比で3~4倍の大量貯蔵ができることに加えて、ワーク投入口が低く、投入作業時の負荷を軽減します。
MD2フィーダに、かき上げ式ホッパを一体化した商品は業界初であり、ボルトやナットといった汎用部品の整列供給に最適で、多様なサイズの部品供給にお使いいただけるよう、シリーズ展開も進めてまいります。
NTNは、引き続きお客様の多様なニーズに合った技術開発および提案により、設備の自動化はもとより安定稼働・低消費電力化に貢献してまいります。
特長
(1) | 独自機構のMD2フィーダにホッパ機能を一体化 | |
・ | 1台の直進フィーダで部品を2方向に搬送可能で、さらにホッパを装備(業界初) | |
・ | 振動体を最適制御し、安定した部品の整列・供給を実現 | |
(2) | 省スペース、低消費電力(ボウルフィーダとホッパ、直線フィーダの組合せ比) | |
・ | 設置面積 30%以上削減 | |
・ | 消費電力 1/3以下 | |
(3) | 投入工数の削減(省人化) | |
・ | 3~4倍のワーク(部品)の収容が可能(MD2フィーダ単体比) | |
・ | 低いワーク投入口で、投入作業効率が大幅向上 |
お問い合わせ先
NTNテクニカルサービス株式会社 精機商品部
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商品写真
ホッパ機能付モノドライブ2ウェイフィーダ
モノドライブ2ウェイフィーダ
振動方向を変換する板ばねユニットを搭載することにより、1台の直進フィーダで整列供給部とリターン部に同時に逆向きの振動を発生させます。