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2012年

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新商品
エンジン補機ベルト用「高荷重対応樹脂プーリ」を開発
2012年1月23日新商品ニュース

業界最高の耐荷重性能で、鉄製プーリから置き換え可能に

写真:「高荷重対応樹脂プーリ」

NTN株式会社(以下、NTN)は、エンジンの補機ベルトドライブシステムに使用される、業界最高の耐荷重性能を確保した「高荷重対応樹脂プーリ」を開発しました。

自動車の低燃費化・軽量化に対する要求に伴い、自動車部品はあらゆる使用箇所で金属材料から樹脂材料への置き換えが加速しています。これに伴い、エンジン補機ベルト用のプーリも鉄製から樹脂製へ実用化されています。しかし、エンジンの高効率化に伴う高出力や高速回転条件において、軸受外輪と樹脂部の間ですべり(以下、クリープ)が発生したり、プーリの変形により軸受外輪とシールの嵌合が緩み、シールが回転してグリースが滲み出したりするという課題がありました。

今回開発した「高荷重対応樹脂プーリ」は、エンジン周辺の高温環境下でも高い剛性を確保した樹脂を採用し、軸受外径面に最適なクリープ防止溝の適用や、外輪シール溝部とシール外径形状の改良によりシール嵌合部が緩まないよう改善しました。これにより、高出力や高回転条件時にクリープやグリースの滲みだしを防止し、十分な耐久性が得られ、従来の樹脂プーリより2倍以上で業界最高の耐荷重性能を実現しました。また、鉄製プーリからの置き換えが可能となり、重量についても約1/3に軽量化されます。

NTNは、開発した「高荷重対応樹脂プーリ」を各種自動車製品の軽量化に向けて、グローバルに提案・市場展開し、自動車の低燃費化やCO2排出量の削減に貢献してまいります。

特長

鉄製プーリからの置き換えと軽量化を実現

  1. 従来樹脂製プーリに対し、耐荷重性能2倍以上(業界最高)
    • 高剛性樹脂の採用
    • 外輪外径面のクリープ防止溝の最適化
    • シール嵌合の緩み改善
  2. 鉄製プーリに対し軽量(重量比:約1/3)

用途

四輪車のエンジン補機ベルト用プーリ

お問い合わせ先

自動車事業本部 事業企画部

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商品写真

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適用箇所

補機ベルトドライブシステム

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