
『超高精度加工機用エアスピンドル』を開発2010年12月28日
業界最高!高速回転時の回転精度と低発熱性能、防塵・防水性能を向上

NTN株式会社(以下、NTN)は、主に非球面レンズ向けの精密切削加工を目的とし、従来よりも高い回転精度で低発熱、防塵・防水性能を向上させた『超高精度加工機用エアスピンドル』を開発しました。
近年、携帯音楽プレーヤーやデジタルカメラ、携帯電話などの小型化、高性能化に対する進歩はめざましく、これらに内蔵される薄型・非球面レンズなど光学部品にも高精度が求められています。これら高精度部品を精度よく加工するためには、高い回転精度をもつエアスピンドルが必要とされています。これまでNTNでは、回転軸とハウジングが完全非接触で高い回転精度が得られるエアスピンドルの利点を活かし、精密加工分野のほか検査装置関連や真空環境用途等へ対応を進めてきました。
今回開発した『超高精度加工機用エアスピンドル』は、軸受部のエア吹出し構造を見直し、20,000min-1という高速回転においても業界最高の回転精度を実現すると同時に、低発熱構造を採用することで加工時におけるワーク面の位置変動を1μm以下に抑制しました。また、非接触シール部のエア吹出し構造と、真空チャック部から吸い込まれた研削液がエアスピンドル内部へ浸入させない逆流入防止構造を採用することで、防塵、防水性能が向上し、信頼性確保による安定稼動が可能な商品としました。
本エアスピンドルは一部顧客へ納入を開始しており、引続き成長市場である光学部品などの高精度部品加工メーカーに向けた販売拡大を進めてまいります。
特長 エアスピンドルユニット(電源, 駆動ドライバ付)
| (1) 高い回転精度 |
NRRO※ 実測値0.005μm以下 (業界最高!)(従来比の1/2 (20,000 min-1回転時)) |
|---|---|
| (2) 低発熱構造により優れた寸法安定性 |
ワーク面の位置変動1μm以下(連続運転時, 従来比1/3) |
| (3) 防塵、防水性能の向上 |
非接触シール部のエア吹出し構造と逆流入防止構造による研削液の内部浸入防止 |
※ Non Repeatable Run-Out:非繰返し回転振れ精度
お問い合わせ先
精機商品事業部 セールスエンジニアリング部
(東京)、06-6449-6716(大阪)
製品写真(代表寸法例:縦215 × 横324 × 高さ136 mm)

