
転がり軸受と互換性のある『動圧軸受ユニット』を開発2010年8月6日
転がり軸受から静粛性に優れた動圧軸受への置き換えが可能に!

NTN株式会社(以下、NTN)は、信頼性、静粛性に優れ、転がり軸受との互換性がある動圧軸受ユニットを開発しました。
NTNは、これまでNTNだけのオンリーワン商品として焼結含油軸受の内径面に動圧溝を形成した動圧ベアファイト(焼結金属製動圧軸受)※1を製造・販売しており、その信頼性の高さから、HDD用スピンドルモータやファンモータなど広く採用されています。 動圧軸受は、軸と軸受が油膜を介して非接触で回転するため、静粛性に非常に優れていますが、転がり軸受とは寸法や使用条件が異なることから、転がり軸受から動圧軸受への置き換えには制約がありました。
この静粛性という大きな特長を生かし、かつ市場ニーズに応えるため、小型換気扇や車載用モータ等、軸受荷重が比較的小さく、荷重変動が少ない用途に転がり軸受と同寸法で互換性のある動圧軸受ユニットを開発しました。
本開発製品は、動圧ベアファイトを軸受部に採用し、優れた静粛性に加えて転がり軸受同等のトルクを維持しています。また、ハウジングとの組み合わせでユニット化したシンプルな設計としています。
現在、家庭用換気扇※2 向けにサンプル提出を進めており、2011年度中の市場投入を目指すとともに、静粛性が要求される他用途への展開やシリーズ化を行っていきます。
※1 「流体動圧軸受ユニット」は以下の受賞があります。
第1回 ものづくり日本大賞 優秀賞, 第1回 モノづくり部品大賞 部品賞, 日本機械学会東海支部 技術賞
※2 平成 15年7月1日に施行された改正建築基準法により、原則として居室を有する全ての建築物に機械換気設備の設置が義務付けられました。 そのため、家庭用換気扇の需要が増えますが、リビングルーム、寝室などにも取り付けられることから、特に静粛性に対する要求が高くなっています。
特長
- 動圧軸受による非接触支持によりモータの静粛性、信頼性が向上
- 転がり軸受と同レベルのトルクを実現
- 転がり軸受と同サイズの動圧軸受ユニットで、転がり軸受からの置き換えが容易
お問い合わせ先
流体動圧軸受事業部 営業部
製品写真

構造

適用例
上記構造図は転がり軸受「695」と同寸法の動圧軸受ユニット(φ5×φ13×4mm)

