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2010年

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新商品
スラストニードル軸受の回転トルクを50%低減
2010年3月8日新商品ニュース

自動車の燃費改善による二酸化炭素排出量低減のため、エンジンやトランスミッションの内部損失の低減が求められています。NTN株式会社(以下、NTN)は、ガソリンエンジン車やハイブリッド車のトランスミッションに用いられるスラストニードル軸受の回転トルクを50%低減した『低トルクスラストニードル軸受』を開発しました。

本開発では、スラストニードル軸受の2つの回転トルク発生要因に着目しました。一つは軸受の内周・外周で「ころ」の走行距離が異なるために「ころ」が軌道面上を滑ることにより発生する「ころと軌道輪の滑り損失」です。もう一つは「ころ」を円滑に案内するための保持器と「ころ」が接触することに起因する「ころと保持器の滑り損失」です。「ころと軌道輪の滑り損失」の低減は、フルクラウニングころを採用することにより、「ころ」の軸方向接触長さを短くし、内外周の走行距離差を減少させることにより実現しました。また、「ころと保持器の滑り損失」の最小化は、「ころ」と保持器が接触する「ころ」の外周側端部に着目し、ころ端面を円弧形状にすると共に、そこに接触する保持器側の接触面の加工精度を向上させ平滑化することで、周速の遅いころ端面の中心で保持器に接触する様にしました。

本開発品は、上記損失の低減により、運転時の軸受部温度上昇の低減効果もあります。

NTNは環境にやさしい自動車社会を築き、継続的な社会の発展に貢献するため、引き続き損失低減に寄与する商品開発を進めてまいります。

特長

軸受回転トルク…50%低減 〔弊社従来品比〕

フルクラウニングころを採用
ころ端面を円弧形状、保持器外径ポケット面を平坦形状

用途

トランスミッション:ガソリンエンジン車、ハイブリッド車など

お問い合わせ先

自動車事業本部 自動車企画部

解説

(1) 使用部位:オートマチックトランスミッションの例

使用部位:オートマチックトランスミッションの例

(2) ころと軌道輪の滑り損失

図:ころと軌道輪の滑り損失

(3) ころと保持器の滑り損失

図:ころと保持器の滑り損失

写真

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