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【新商品情報】

新型パーツフィーダ『モノドライブ2ウェイフィーダ』を開発

1/2の省スペース化、1/3の省エネ化を実現

NTN株式会社(NTN:大阪市)は、従来のボウル式パーツフィーダに比べ大幅な省スペース化(従来比1/2以下)、省エネ化(従来比1/3以下)、低価格化(従来比20%減)を実現し、多品種・小ロット生産やセル生産方式に最適な新型パーツフィーダ『モノドライブ2ウェイフィーダ』を開発しました。2005年2月より販売を開始します。


 国内の自動化組立ラインは、部品生産の海外シフトなどにより多品種少量生産時代に入り、セル生産方式など小規模な設備を使用する傾向にあり、安価でコンパクトな部品供給装置のニーズが強くなってきています。

従来、この部品供給に用いるパーツフィーダは、部品を振動により整列する円筒状のボウルフィーダと組立機等に部品供給する直進(リニア)フィーダを組み合わせた装置が主流でしたが、ボウルフィーダ部分の設置スペースが大きくなる傾向があります。そのため、省スペース化のニーズに対し各社改良形としてボウルを使用しないリターン式フィーダ、ドラム式フィーダなどを市場投入しています。しかし、これらの改良形は駆動装置や制御用コントローラが複数必要なことからコストが高く、また整列機構の制約、メンテナンス性などの問題があり、安価・コンパクトで使い易い供給装置が求められていました。


このたび、NTNは、既存の直進フィーダに新たに振動方向を変換する板ばねユニットを搭載することにより、一台の駆動源およびコントローラ(駆動源を制御する装置)で、整列供給部とリターン部に同時に逆向きの振動を発生させることに成功しました。 直進フィーダ1台で部品の貯蔵・整列・供給ができるパーツフィーダは業界初で、構造はシンプルでメンテナンス性にも優れ、使いやすさは抜群です。

【特 長】

  1. 1台の直進フィーダで逆向きの2方向(整列供給側、リターン側)の搬送シュートの安定振動を実現
  2. 省スペース(設置面積でボウル式フィーダの約1/2以下)
  3. リーゾナブルな価格(ボウル式フィーダの約20%減)
  4. 1台の振動源で済むため軽量化、省エネが可能(質量、消費電力共にボウル式フィーダの1/3以下)
  5. シンプルな構造で多品種・小ロット生産やセル生産方式に最適。

【問い合わせ先】

NTN株式会社

精機商品事業部 セールスエンジニアリング部 



開発品(モノドライブ2ウェイフィーダ)
従来型(ボウルフィーダ+直進フィーダ)
開発品と従来型の設置スペースの比較 1/2 以下

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