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【新商品情報】

2駆・4駆切替え装置:メカニカルクラッチユニット(MCU) 

NTN(株)は、長年に亘り培ったクラッチの研究開発の成果を駆使し二輪駆動(2WD)・四輪駆動(4WD)切替え用のメカニカルクラッチユニット(MCU)を開発しました。

同MCUは機械式ツーウェイローラクラッチ(2Wクラッチ)と電磁クラッチを組み合わせた構造のユニット製品で、ATV(バギー車)市場で望まれていた「走行中の駆動方式の切替え」が簡単・確実に出来るメカニカルクラッチとして開発されました。2Wクラッチの採用により、走行中の駆動方式の切替えを可能とするとともに電磁クラッチを採用することで、ライダーは路面 状況に応じて手元のスイッチによって2WD・4WDを自由に切替えることが出来ます。これにより自然で違和感のない切替えフィーリングと瞬時に切替え出来る応答性、切替え作動音が無いなど軽快な走行が楽しめます。
今後は、一般自動車の2WD・4WD切替えやハイブリッド車のモータ駆動からエンジン駆動への切替えなど幅広い分野での適用が期待できます。

1.開発の背景

山道や砂地などでオフロードの走行を目的として設計されたバギー車でも、ぬかるみなどでの悪路走破性を更に高めるためには、トルク伝達力が大きく伝達ロスの少ない前後輪を直結した4WD機構を用いることが効果的です。また、オフロードにおける様々な路面状況に応じて、ドライバーが適宜2WDと4WDの切替えが行え快適な走行をしたいというニーズの高まる中、駆動方式の切替え装置を塔載したバギー車が増える傾向にあります。
一方、既存の切替え装置は走行中に切替えが出来ない場合が多く、走行しながらスムーズかつ簡単・確実にできる切替え装置の開発が望まれていました。

2.MCU機構の概要

今回開発したMCUは、2Wクラッチと電磁クラッチを組み合わせることにより「切替えの即応性」を高め、走行中でも駆動方式の切替えをスイッチひとつで簡単・確実に出来るようにしました。
MCUは、電磁クラッチと硬く焼き入れされた内輪カムと外輪およびローラから成る2Wクラッチを組み合わせたユニットとして構成され、内輪カムと外輪で形成される楔(くさび)にローラが係合してトルクを伝達します。
2Wクラッチの採用により、クラッチ部分で多少の回転差が発生してもロック(動力の伝達が可能となる状態)が可能になり、走行中の2WDと4WDの駆動切替えが可能になりました。また、2Wクラッチの係合・非係合は隣接する電磁クラッチのON-OFFによって切替えが出来る仕組みになっており、空転から駆動までのレスポンスを早めることを可能にしました。

3.MCUの主な特徴

MCUは、あらゆる走行条件の中で簡単・確実に駆動方式の切替えを可能としました。
MCUは、フロントデファレンシャルとプロペラシャフトの間に1個だけ装着され、その他の余分な機構の追加は不要となります。その結果、総合的にコンパクトなシステムになっており、トータルコストの低減に貢献しています。また、ライダーは路面状況に応じて手元のスイッチによって2WD・4WDを自由に切替えることが出来、既存の切替え装置と比べて自然で違和感のない切替えフィーリングと瞬時に切替え出来る応答性、切替え作動音が無いなど軽快な走行が楽しめます。

MCUの特徴のまとめ

  1. スムーズな応答性:
    走行中にスムーズな駆動方法の切替えが可能。

  2. 迅速なレスポンス:
    駆動方式の切替えが瞬時に可能。

  3. 簡単な操作性:
    路面状況に応じて手元のスイッチにより、簡単・確実に駆動方式の切替えが可能。

  4. 信頼性:
    2Wクラッチと電磁クラッチを組み合わせることにより、駆動方式の切替えの信頼性を高めた。

  5. 追加機構が不要:
    MCU以外の余分な機構の追加などが不要。

4.MCUの出願特許:14件本田技研工業(株)との共同出願特許を含む。

5.販売目標

今回商品化したMCUは、バギー車以外のパートタイム4WD車やハイブリッド車への搭載が期待でき、3年後には、年商30億円の売上を目指します。

尚、本MCUを活用し、本田技研工業(株)とNTN(株)は、ATV(バギー車)用で走行中に2WD・4WDの切替え可能なシステムを共同開発し、AMERICAN HONDA MOTOR CO., INC.より今年夏に北米で発売開始されたバギー車(FourTrax Foreman)に搭載され、好評を博しております

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