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2024年

「第32回日本国際工作機械見本市 JIMTOF2024」に出展2024年10月22日イベント

  • グリース潤滑軸受の高速回転ニーズに対応する新商品・新技術を展示
  • 軸受ライフサイクルマネジメントをトータルで支援する商品も多数展示

会期 2024年11月5日(火)~10日(日)
会場 東京ビッグサイト
(東京都江東区有明3-11-1)
ブースNo. W2052

ブースイメージ:第32回日本国際工作機械見本市 JIMTOF2024

NTN株式会社(以下、NTN)は、11月5日~10日に東京ビッグサイトで開催される「第32回日本国際工作機械見本市 JIMTOF2024」に出展いたします。

脱炭素化や人手不足などを背景に、工作機械市場においてはカーボンニュートラル実現に向けた省エネルギー化や加工工程の集約、自動化・IoT化による生産効率の向上が進められています。

NTNは「カーボンニュートラル実現、自動化・IoTによる生産性向上に向けた革新技術の提案」をテーマに、「工作機械関連商品」、「ソリューション商品」、「自動・搬送機器商品」の3つのゾーンに分けて、工作機械市場のトレンドに沿った各種商品・技術を展示します。

工作機械の主軸を支える軸受には、加工速度の向上のために高速回転性能が求められています。高速回転に対応する軸受の潤滑方式としては、潤滑剤による攪拌抵抗が少ないエアオイル潤滑が主流となっていますが、エアオイル潤滑はエアーを供給するための付帯設備などが必要となることから、省エネルギー化に向けてグリース潤滑軸受の高速回転対応へのニーズが高まっています。

NTNはこうしたニーズに対応し、「工作機械関連商品」ゾーンにおいて、工作機械主軸用グリース潤滑軸受向け樹脂保持器などグリース潤滑軸受の高速回転対応を実現する新商品や新技術、工作機械の加工工程の集約ニーズに対応する「高速・重切削工作機械主軸用アンギュラ玉軸受」などを展示します。

「ソリューション商品」ゾーンでは、軸受購入後のお客さまにおける使用から保守・運用などの軸受ライフサイクルマネジメントをトータルで支援する商品・サービスとして、工作機械主軸用「センサー内蔵軸受ユニット」やセンサー内蔵転がり軸受「しゃべる軸受」、「複列磁気エンコーダー付転がり軸受」などセンサーやエンコーダーなどと軸受を組み合わせた商品のほか、「NTNポータブル異常検知装置」や一般産業機械用状態監視システムなど軸受の異常検知に役立つソフトウェアやデバイスもご紹介します。

「自動・搬送機器商品」ゾーンにおいては、製造業界の人手不足の解決に貢献する商品をご紹介します。産業ロボット用各種軸受のほか、カメラや照明などのエンドエフェクターとの組み合わせにより、従来は人が行っていた外観検査を高速に自動化する手首関節モジュール「i-WRIST」や、カメラやピッキングロボットとの連携により多種多様なワークに対応するピッキングロボット用フィーダ「TRINITTE(トリニッテ)」などを展示します。

皆さまのご来場をお待ちしております。

主な展示商品

1. 「工作機械関連商品」ゾーン

展示内容 工作機械の省エネルギー化や加工工程の集約などに貢献する軸受を展示。

工作機械主軸用グリース潤滑軸受向け「高速・長寿命グリース」

初出展

グリースの基油と基油を半固体状に保持する増ちょう剤、添加剤の成分を見直すとともに最適配合することで、発熱を抑制し、かつグリースのしゅう動部への安定供給が可能となります。本グリースを用いることで、グリース潤滑軸受として業界最高水準となるdmn値*1190万の高速回転性能を実現します。

  1. 軸受の回転性能を表す指標で、軸受ピッチ円径(mm)×回転速度(min-1)
写真:工作機械主軸用グリース潤滑軸受向け「高速・長寿命グリース」

工作機械主軸用「グリース潤滑軸受向け潤滑油給油ユニット」

初出展

主軸用軸受に隣接する間座に独自の給油機構を内蔵した間座ユニットです。外輪間座と内輪間座には、給油機構に加えて、潤滑油タンク、センサーおよびセンサーによる検出データの処理回路、無線モジュール、自立電源を搭載しています。基礎試験の結果やグリースの劣化メカニズムの解析に基づき、予め設定した時間間隔で給油を行うことで、グリースの潤滑耐久性を確保し、dmn値190万の高速回転用途でもグリース潤滑軸受の適用が可能となります。

写真:工作機械主軸用「グリース潤滑軸受向け潤滑油給油ユニット」

工作機械主軸用グリース潤滑軸受向け樹脂保持器

初出展

グリース潤滑軸受用の成形樹脂保持器として業界最高水準の高速回転性能となるdmn値135万を実現しました。解析や回転試験、強度試験を重ねて耐熱性の高い材料を採用することにより、高速回転に伴う発熱による変形を抑制します。従来品では対応できなかった高速回転領域への適用が可能となり、エアオイル潤滑からグリース潤滑への切り替えを後押しします。

写真:工作機械主軸用グリース潤滑軸受向け樹脂保持器

工作機械向け「高速サーボモーター用深溝玉軸受」

初出展

工作機械に使用されるサーボモーター向けの軸受として、当社従来品比40%向上となるdmn値190万の高速回転性能と、振動を従来品比で約50%低減する低振動性を実現しました。保持器は、材料を変更し、遠心力による変形を抑制するとともに、形状も見直すことで潤滑性を向上させています。さらに、保持器のポケット形状を改良し、保持器と転動体の接触を安定させることにより、低振動化を実現しています。

写真:工作機械向け「高速サーボモーター用深溝玉軸受」

「高速・重切削工作機械主軸用アンギュラ玉軸受」 ULTAGE

高速回転性能dmn値160万を実現するとともに、負荷容量および許容アキシアル荷重を当社従来品比で約30%向上させました。従来は複数の工作機械で行っていた荒加工から仕上げ加工までの工程を1台の工作機械で担えるようになり、マシニングセンターや複合加工機のさらなる生産性向上に貢献します。

写真:「高速・重切削工作機械主軸用アンギュラ玉軸受」

2. 「ソリューション商品」ゾーン

展示内容 軸受の異常検知に役立つ商品・サービスを展示。

工作機械主軸用「センサー内蔵軸受ユニット」

軸受軌道面付近で高度な状態監視を行うことで、主軸用軸受の焼き付きの未然防止に貢献する商品です。

主軸の回転を利用して発電する電磁式発電機と無線デバイスを内蔵することでワイヤレス化を実現しており、外部接続ケーブルや配線スペースも不要です。

従来適用していた熱流センサーに代わり、軸受に負荷される荷重やその変化を検出する荷重センサーを搭載することにより、運転中の切削荷重の変化など加工状態の監視が可能となり、加工品質や生産性の向上に貢献するほか、軸受組み付け時の予圧荷重の調整を簡素化します。また、焼き付き前に生じる予圧荷重の急激な増加も検出可能で、焼き付きの未然防止に貢献します。

写真:工作機械主軸用「センサー内蔵軸受ユニット」

センサー内蔵転がり軸受「しゃべる軸受」

発電ユニットとセンサー、無線デバイスを軸受に内蔵し、温度・振動・回転速度の情報を無線送信します。寸法や負荷容量が標準軸受と同一であるため、既存の軸受からの置き換えが可能で、高度な状態監視と早期の異常検知を容易に実現します。

写真:センサー内蔵転がり軸受「しゃべる軸受」

複列磁気エンコーダー付転がり軸受

ロボットの関節機構を支持する深溝玉軸受と、「複列磁気リング」および専用センサーで構成される磁気式エンコーダーを一体化した軸受ユニットです。軸受の外輪に搭載した磁気センサーICで、内輪に取り付けた「複列磁気リング」の磁極の変化を読み取り、回転速度や方向、絶対角を検出します。

軸とエンコーダーをつなぐ動力伝達装置(カップリング)の取付けやセットアップ作業が不要となり、関節機構の小型・軽量化を実現するとともにロボットの組立てを容易にします。軸受寸法や負荷容量は通常の軸受と変わらず、幅広い種類のロボットに適用いただけます。

写真:複列磁気エンコーダー付転がり軸受

一般産業機械用状態監視システム

機械設備に使用される軸受を手軽に診断できる、軸受診断アプリとデータ収集ユニットを組み合わせた状態監視システムです。

軸受近傍に設置された振動センサーからデータを収集し、軸受の状態を診断することで設備の不具合や故障をいち早く検知して、計画的なメンテナンスによる設備の稼働率向上につなげます。

写真:一般産業機械用状態監視システム

図:一般産業機械用状態監視システム
(クリックで拡大)

NTNポータブル異常検知装置

設備の振動測定や軸受の異常検知と損傷部位の推定ができるデバイスです。マグネットやねじなどで設備に取り付けるだけで使用が可能です。専用アプリをインストールしたApple iOS対応スマートデバイスで、振動データの解析や管理をすることができます。

写真:NTNポータブル異常検知装置

3. 「自動・搬送機器商品」ゾーン

展示内容 産業ロボット用軸受のほか、製造工程の自動化・効率化に貢献するロボットモジュールやパーツフィーダを展示。

手首関節モジュール「i-WRIST」

小型、省スペースで広い可動角度範囲を実現した位置決め装置です。垂直多関節ロボットが苦手な細かな位置(角度)変更を、人間の手首と同じようななめらかな動きで高速に行うことができます。

他のロボットと組み合わせたり、エンドエフェクターを取り付けたりすることで、外観検査やグリース塗布、洗浄などさまざまな工程の自動化や効率化、省人化に貢献します。

写真:手首関節モジュール「i-WRIST」

関連リンク

ピッキングロボット用フィーダ「TRINITTE(トリニッテ)」

パーツフィーダに、モーター駆動による円盤とエンコーダーを組み合せた装置で、カメラおよびピッキングロボットと連携接続することで部品供給の自動化システムの構築が可能となります。

「TRINITTE」から発信された円盤の回転数を、ピッキングロボットが取り込み、カメラの画像情報と合わせて安定した連続ピッキングを実現します。

幅広い部品形状への対応や省スペース性などに加え、段取り替えや詰まり解消など人手作業を削減することができ、製造現場の省人化と効率化に貢献します。

「TRINITTE(トリニッテ)」外観
「TRINITTE(トリニッテ)」各部説明

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