2018年度のCSR活動をご紹介します。
リスクマネジメント
基本的な考え方と推進体制
当社グループの事業遂行を阻害する恐れのあるリスクの未然防止と発生時の対応に関する基本的な考え方を定めた「リスク管理に関する基本方針」ならびにリスク管理の組織・役割などを定めた「リスク管理規程」を制定し、リスク管理に取り組んでいます。
リスク管理に関する諮問機関として、「リスク管理委員会」を半期ごとに開催し、内外の環境変化などを踏まえたグループの事業を取り巻くリスクの状況について定期的に確認を行っています。また当社グループ全体のリスク管理に関する方針の立案や、BCP/BCM(事業継続計画/事業継続管理)推進などの諸施策も審議しています。リスク管理委員会の審議内容については、取締役会に報告しています。
■体制図
主な取り組み
グローバルベースでのリスク管理の推進
重点リスク(9つのグローバルリスク)の拠点別管理状況モニタリング
グローバルでリスク管理を推進するため、国内外の地域共通性があり、かつ発生した場合に経営に重大な影響を及ぼすと想定されるリスクを「グローバルリスク」として9つ選定しています。
国内外の関係会社の9つのリスクの管理状況は、データベースを通じて定期的にモニタリングするとともに、グループ共通の基準をつくり評価を行っています。評価結果に基づき、社内規程の整備支援など、当社グループ全体での管理状況の現状把握と必要な諸施策を進めています。
グローバルリスクの選定については、環境変化なども踏まえて、リスク管理委員会において定期的に見直し・確認を行っています。
グローバルリスク
- 機密情報漏洩
- コンピュータウィルス・サイバーテロ
- 独占禁止法違反
- 自然災害
- 火災・爆発
- 人権問題
- 労災事故
- 製品の品質クレーム
- 贈収賄関連法違反
BCP/BCMの推進
現地復旧のBCP策定を完了
当社では、国内における大規模地震を想定したBCP/BCM構築に取り組んでいます。
2019年3月期には、お客さま向けの商品を生産する国内すべての拠点で、被災時に現地を早期に復旧するためのBCP策定を完了しました。
また、BCP策定済みの拠点から順次、策定した行動計画の実効性を評価するための訓練(BCP訓練)を開始し、BCMの構築もあわせて進めています(2019年3月期は5拠点で実施)
2020年3月期は、引き続きBCP訓練を実施していくとともに、サプライチェーンマネジメントの一環として、当社グループ向け商品(社内加工品)を生産する拠点や各物流拠点でのBCP策定にも取り組んでいく予定です。
BCP訓練の様子