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2018年度のCSR活動をご紹介します。

環境負荷物質の管理・削減

当社グループは、地球環境への負荷低減の一環として、グリーン調達活動を推進するとともに環境負荷物質の管理・削減に努めています。また、国内外の規制動向を把握し、国際的な環境法規制を遵守しています。

PRTR対象化学物質の取扱量の削減

国内グループの生産工程で取り扱うPRTR対象化学物質の削減に取り組んでおり、有害性の少ない物質への代替を図っています。当社で取扱量が多いPRTR対象化学物質は、主に生産工程で多く扱われている下図の6物質で、全体の約9割を占めています。それら対象物質の代替などにより取扱量の削減に取り組んでいきます。

PRTR対象化学物質の取扱量

フタル酸エステル類含有商品の在庫管理の徹底

欧州RoHS指令が改正され、2019年7月22日より新たにフタル酸エステル類(DEHP、BBP、DBP、DIBP)が禁止物質として追加されました。これに対応するため、当社グループでは2018年4月に「NTNグループ グリーン調達基準書」を改訂し、フタル酸エステル類を使用禁止物質に指定するとともに、フタル酸エステル類含有商品の製造および販売を原則禁止としました。また、2018年4月以前に製造されたフタル酸エステル類含有商品についても、意図せぬ市場への流出を未然に防止するため、以下の対策などを講じています。
 ・フタル酸エステル類含有商品の廃棄(一部、お客さま要求による特例品を除く)
 ・フタル酸エステル類含有商品在庫の厳格管理(お客さまの許可署名を必須とする受注・出荷システム)
 ・検査体制の強化(主要な事業所に分析装置を導入)

フタル酸エステル用分析機

PCB汚染対象機器の廃棄

国内グループでは、PCB含有機器の適正な管理と廃棄を推進しており、2019年3月期において低濃度PCB含有の変圧器:15,128kgと照明安定器:12kgを廃棄処理しました。なお、高濃度PCB含有機器は国内グループでは保有していません。2020年3月期も引き続き低濃度PCB含有機器の廃棄処理を進めていきます。

緊急時対応訓練を実施

国内グループ全事業場において、産廃置場や油貯蔵庫や工場からの油漏洩を想定した実地対応の油洩れ緊急時対応訓練を実施しました。漏洩経路の確認、漏洩拡散防止道具の使用訓練など、緊急時の初期対応訓練を実施しました。

油漏洩を想定した緊急時対応訓練