2017年度のCSR活動をご紹介します。
地域社会との関係
当社グループは、CSR基本方針で「良き企業市民として、地域社会との交流や社会貢献活動に積極的に取り組む」ことを定めています。事業活動を通して社会へ貢献するのはもちろんのこと、SDGsの目標達成に向けて、世界各地で地域に根付いたさまざまな活動を展開しています。
世界各地での取り組み
■社会貢献活動件数
2017年3月期 685件 → 2018年3月期 705件
(日本 496件、米州 109件、欧州 43件、アジア他 57件)
■分野別支出構成比
「NTN回る学校」を開催
創業100周年事業の一環として、国内最大の自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」(以下、TOJ)に冠協賛し、当社の技術を体感できるイベント「NTN回る学校」を開催しました。
「地域社会との共生」を目指し、従業員による地域との触れ合いや次世代を担う子どもたちの教育の場として、TOJの各レース会場ではベアリングについて楽しく学ぶワークショップのほか、ベアリングを使った組み立て体験などを行いました。2018年は8日間で約3,000名の方々に、当社ブースにお越しいただきました。
ベアリングについてオリジナルの
ストーリーで学ぶワークショップ
ベアリング組み立て体験
地元の学校へオリジナルの教育教材を寄贈
NTN-BOWER CORP.マコーム工場(アメリカ)では、従業員が発案・制作したオリジナルセンサーボード(軸受を含めいろいろな部品の動きが体感できるボード)を市内の小学校、中学校、高校合わせて5校に教育教材として寄贈しました。この教材は、知的、身体的に障がいをもつ学生たちの機能回復を支援する目的で発案したもので、各校での授業に活用いただいています。
寄贈したセンサーボード
福祉施設の子どもたちへの支援
NTN-SNR RULMENTI S.R.L(ルーマニア)では、ボランティア団体と協力しながら、福祉施設の子どもたちが、巨大なキャンバスに夢や友情をテーマとした絵を描くイベントを支援したほか、子どもたちが暮らす住居の改装をしました。また、工場見学も合わせて開催し、子どもたちにNTN商品をプレゼントするなど、地域に密着した取り組みを行いました。
参加した子どもたち
本活動を企画した従業員
夢や友情をテーマに絵を描く
子どもたち
工場見学の様子
児童福祉施設への訪問・支援
NTN BEARING-SINGAPORE (PTE) LTD.の従業員が、非営利活動団体が運営する児童福祉施設「サンビーム」を訪問し、昼食会や映画鑑賞会を行い、子どもたちに楽しんでもらいました。「サンビーム」には、さまざまな事情から保護が必要となった2歳から19歳までの約50人の子どもたちが暮らしています。このような境遇にある子どもたちと交流を深めるためのイベントを同社では継続的に実施しています。
サンビームを訪問した従業員
【アジア他】マングローブの植樹
創業100周年記念イベントとして、アセアン・インド地区の従業員が代理店の方々と一緒に、これまでの感謝と、次の100年も共に歩んでいく証として、お揃いのポロシャツを着用して100本のマングローブを植樹しました。
植樹の様子
参加した従業員と代理店の方々