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2017年度のCSR活動をご紹介します。

リスクマネジメント

基本的な考え方と推進体制

当社は、リスクの未然防止と発生時の対応に関する基本的な考え方を定めた「リスク管理に関する基本方針」ならびに、リスク管理の組織・役割などを定めた「リスク管理規程」を制定し、リスク管理に取り組んでいます。
リスク管理に関する諮問機関として、「リスク管理委員会」を半期に一度開催し、グループ全体のリスク管理に関する方針の立案や諸施策などを審議しています。
また、BCP/BCM(事業継続計画/事業継続管理)構築によるリスク対応力の強化にも取り組んでいます。

リスク管理体制

グローバルリスク管理体制

主な取り組み

グローバルリスクの選定

当社グループ全体でのグローバルなリスク管理を推進するため、国内・海外共通性があり、かつ発生した場合、経営に重大な影響をおよぼすと想定されるリスクをグローバルリスクとして9つ選定し、国内外の関係会社での管理状況をモニタリングしています。今後、外部環境の変化なども踏まえて、リスク管理委員会において定期的に見直しを進めます。

情報セキュリティ対策

企業を狙うサイバー攻撃が増加しており、「機密情報漏洩」、「コンピュータウイルス・サイバーテロ」をグローバルリスクに選定しています。
「情報セキュリティ基本方針」を制定し、情報セキュリティに関する社内規程整備に加え、すべての従業員を対象に、ホームページによる情報提供や、e-ラーニングによる教育を通じて、適切な情報管理方法の周知・徹底に努めています。また事業活動に関わるすべての情報を、窃取/改ざん/破壊/利用妨害/漏洩などの脅威から保護するための仕組みを構築しています。さらに、国内外の関係会社から情報セキュリティ管理に関する運用状況の報告を定期的に受けることで、当社グループ全体での現状把握と対策を進めています。

BCP/BCM構築を継続的に推進

日本における大規模地震を想定したBCP/BCM(事業継続計画/事業継続管理)構築に継続して取り組んでいます。
2018年3月期は日本国内の関係会社を含む各拠点を対象に、早期に事業を再開するための組織体制の整備や具体的な行動計画の策定を行い、阻害要因の抽出や課題への対応を進めました。また被害を最小限に抑えるため、生産設備の耐震改修(転倒、落下防止措置など)も順次実施するとともに、本社推進部署で構成する「BCP/
BCM部会」ではその進捗確認やフォローを行いました。
2019年3月期は、策定した行動計画の実効性を評価するための訓練を各拠点で実施していく予定です。

各拠点でBCP/BCM構築を推進

各拠点でBCP/BCM構築を推進