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研究開発体制

市場ニーズを先取りした新商品・新技術の研究開発を
グローバルで推進しています。

研究開発分野

トライボロジーを核に、
地球環境保全分野と新エネルギー分野の将来技術を創造

当社グループは、「地球環境保全」と「新エネルギーへの貢献」をテーマに研究開発に取り組んでいます。あらゆる機械に使われる軸受は、摩擦を低減しエネルギー消費を抑制する「エコ商品」です。そこで培ったトライボロジー※1を核に、金属の表面改質をはじめ、セラミックスや粉末合金、エンジニアリングプラスチック※2などの材料技術、オイルやグリースなどの潤滑技術を駆使して、お客さまが求める「軽量・コンパクト化」「低摩擦(低トルク)化」「長寿命化(高信頼性)」「超高速・特殊環境への対応」を実現しています。

※1 トライボロジー:摩耗・摩擦・潤滑のメカニズムを扱う科学技術。

※2 エンジニアリングプラスチック:合成樹脂の中で、所定の目的に添った機能を強化してあるもの。

図:トライボロジーを核に、地球環境保全分野と新エネルギー分野の将来技術を創造

研究開発体制

世界各地で現地顧客の要望に即応できる開発体制を構築

当社グループは世界4極体制のもと、グローバルで研究開発を行っています。日本・欧州の研究開発拠点においては、要素技術をはじめとする基礎研究や最先端技術の研究を進める一方、各地域では顧客ニーズに迅速に対応すべく個々の商品開発や認定評価・調査・分析といった技術サービスを「現地完結型」で展開しています。特に中国では、「NTN中国技術センター」を核に、産学官の連携による開発や、現地の自然環境にあわせた実証試験を行い、顧客対応力を一層強化しています。

こうした各拠点の研究成果や技術情報は、データベースに蓄積し全世界で共有しています。

図:世界各地で現地顧客の要望に即応できる開発体制を構築

開発事例

産業機械市場向け開発

軸受の先端技術を駆使して幅広い業種のニーズに対応

成長が見込まれる風力発電のほか、軸受の先端技術が求められる航空機、工作機械、鉄道車両、建設機械、ロボット、農業機械を重点業種と位置づけ、市場ニーズに対応した新商品やモジュール・システム商品の開発に取り組んでいます。なかでも、全世界で導入が拡大中の洋上風力発電市場を重要ターゲットとしています。本市場に向け、発電装置の各部位の状態を遠隔で監視できる世界最小クラスのCMS装置※1を開発・市場投入する一方、国内各地の既設の陸上風力発電へも導入や実証事業を開始しています。

また、基盤商品の転がり軸受については、世界最高水準のULTAGE※2(アルテージ)シリーズの拡充で、重点業種や鉄鋼設備向けの販売拡大のほか、シリーズの継続開発や新たな市場ニーズをとらえて、モジュール・システム商品開発へも展開していきます。

※1 CMS:Condition Monitoring System(状態監視システム)の略。

※2 ULTAGE:究極を意味する【ULTIMATE】とあらゆる場面での活躍を意味する【STAGE】を組み合わせた造語で、世界最高水準のNTN次世代軸受のシリーズ総称。

自動車市場向け開発

車のエネルギー効率向上に寄与する多様な商品を提供

ハイブリッド車の回生協調ブレーキシステム向け「電動油圧ブレーキ用ボールねじ駆動モジュール」や、「次世代ステアリング用メカニカルクラッチユニット(MCU※3)」といったモジュール商品のほか、トランスミッションの低トルク化・小型化を実現する「低トルクシールリング」や、摩擦損失がより少ないハブベアリングなどを開発し、自動車の燃費向上に貢献しています。

さらに電気自動車向け商品として、インホイールモータシステムや電動ブレーキ制動システムを開発し、システムサプライヤとの連携により商品化を進めているほか、日・仏の各地でインホイールモータ駆動による超小型モビリティの実証事業を実施しています。2013年度は、新たに三重県伊勢市で実証事業を開始し、地域の観光振興に寄与する事業化を目指しています。

※3 MCU:Mechanical Clutch Unit (メカニカルクラッチユニット)の略