軸、ハウジングのはめあい面
ばり、打きず(盛り上がりのあるきず)、さび、汚れを取り除き、更に、オイル(例えばスピンドル油)などを塗布すれば、一段と挿入しやすくなります。
■作業手順の例
軸及びハウジングのばり・ごみ・異物などを噛み込んで取付けた場合ベアリングは正しく機能せず、運転時の振動、騒音などの発生原因になります。
取付け用治工具
プレスラム、当て金などの取付け治具は、ベアリングに適合したサイズを使用し、ばり、汚れを取り除き、きれいにする。
ベアリングは取付ける直前に解包すること
防せい剤の除去
油潤滑で用いるとき、又はグリース潤滑でもグリースが防せい剤と混合することによって潤滑機能を損なう場合には、防せい剤を清浄な洗浄油で除去し、油を乾燥又は十分にふき取ってから取り付ける。両シールド及びシール形軸受は洗浄してはならない。
ベアリングの追加工
ベアリングは非常に高度な設計技術と、厳しい工程管理のもとに製作します。いかなる理由があっても、追加工をしてはなりません。