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おしえて!!ベアベア よみがな付き記事ダウンロード 2010年11月30日掲載
第38回

病院で活躍するベアリング

ガントリー

病院で見かける電動車イスや血液ポンプには小さなベアリングが使われているよ。中には直径1mもあるすごく大きなベアリングを使っている機械もあるんだ。

たとえば体の内側を輪切り状に撮影し、内臓や脳などの病気やケガを見つけるCTスキャナー。患者が横になりガントリーという大きな輪の中を通過するとき、輪の中の撮影装置で連続してレントゲン写真を撮るんだ。

ベアリングの一部

このガントリーのカバーの中には、カメラなど数百キロもある装置がぎっしりつまっている。ここで活躍するベアリングはスペースが限られているからスリムじゃないといけないのはもちろん、大きな力を受けて1回転を0.4秒もの速さで回るから丈夫じゃないといけない。だから薄くても丈夫なベアリングに仕上げられているんだ。さらに患者が安心して検査を受けるためには静かであることも大切。そこで回転音を抑えるために高い精度でいろんな工夫がされているんだ。みんなが安心して検査や治療を受けるためにも、ベアリングはとても重要なんだよ。

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