NTN

おしえて!!ベアベア よみがな付き記事ダウンロード 2009年11月27日掲載
第26回

鉄づくりで活躍する「ベアリング」(後編)

今回は、鉄が製品になるまでに活躍する「ベアリング」の話だよ。

鉄ができるまで

大きなつぼ型の「転炉設備」でドロドロに熱され粘りと強さを加えられた鉄は、「連続鋳造設備」で250ミリメートルのぶあつい板にするんだ。ここではすごい熱さと重さに耐え、ゆっくり回転するという厳しい条件に合った「ベアリング」がたくさん使われているよ。次に「圧延設備」で、板状になった鉄をもう一度1000度以上の高温で真っ赤に熱して、車のボディー用に薄くしたり(鋼板)、ビルや橋の柱用に棒状やH型(条鋼)、水道管用の筒型(鋼管)、「ベアリング」のボールのもととなる線材などにしていくんだ。ここでは熱い鉄を水で冷やしながら均一に伸ばさなくてはいけないから水に強く長期間高い精度を保てる大形の「ベアリング」が使われているんだよ。

NTNぼーや

毎日24時間休むことなく鉄をつくる製鉄所でも、「ベアリング」はいろいろな工程を支えているんだね。

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