鉄づくりで活躍する「ベアリング」(前編)
ビルや橋を支える鉄筋や鉄骨、自動車や鉄道、船、ジュースの缶にも使われていて、私たちの生活に欠かせない「鉄」。「ベアリング」はその鉄をつくるためにも大活躍しているよ。
まず原料となる鉄鉱石、石灰石、コークスを焼き固めた焼結鉱というものを「焼結設備」でつくるんだ。ここではほこりが多いから、シールのついた「ベアリング」が使われているよ。次に、約2000度の「高炉」の中に焼結鉱やコークスを入れてドロドロに溶けた鉄をつくり、さらに「転炉」というつぼ型の大きな設備でその鉄に粘りと強さを加える作業をするんだ。その転炉は外径1メートルを超える大きな「ベアリング」が支えているよ。
こうして鉄が強くて丈夫な性質になっていく工程で、長時間、熱さや重さに耐えられる強い「ベアリング」がたくさん使われているんだよ。
次回は「転炉」から出た鉄がいろんな形に仕上げられていくよ。どんな「ベアリング」が活躍しているのかな?お楽しみにね!