紙づくりで活躍する「ベアリング」
本やノート、新聞や包み紙、ティッシュペーパー・・・紙でできたものってたくさんあるよね。今回は、“紙”をつくるために活躍している「ベアリング」を紹介するよ。
紙をつくるには、細かい木片(チップ)や古紙を煮て、原料(パルプ)の混ざった液をつくる。これを網の上に広げて水をきり(水切り)、プレスでしぼって(脱水)、熱で乾かし(乾燥)、表面をきれいにして(仕上げ)、ローラーに巻き取るんだ。
紙をつくる機械は、大きなものだと全長2百メートル近く、約3千個もの「ベアリング」が使われ、中には直径1メートルを超えるものもあるんだよ。紙をつくる機械に使われる「ベアリング」は、湿気や高温にも強く、長持ちするよう工夫がされている。「ベアリング」の技術が応用された「等速ジョイント」も多く使われ、機械がスムーズに回転するために大切な役割を果たしているんだ。
生活になくてはならない紙をつくるために、「ベアリング」やその技術がとっても役立っているんだね。