NTN

おしえて!!ベアベア よみがな付き記事ダウンロード 2009年7月28日掲載
第22回

宇宙で活躍する「ベアリング」

日本人も宇宙飛行士として活躍している宇宙ステーション。地球から400キロメートル上空で、地上ではできないさまざまな実験をしているよ。今回は宇宙で活躍する「ベアリング」を紹介しよう。

ロケット・人工衛星

例えばロケットのエンジン。そこで燃料に使われる液体水素はマイナス253度という極低温! そんな中で「ベアリング」毎分5万回もの超高速で回転しているんだ。

天気予報や衛星放送、カーナビに利用されている人工衛星にも、アンテナを支える部分や動かす部分に「ベアリング」が使われているよ。

NTNぼーや

温度の差が激しく、重力も空気も地上とは全く違う宇宙では、「ベアリング」に使う通常の潤滑油は使えないんだ。だから、固体潤滑といって、内輪と外輪の溝やボールの表面に金や銀などの薄い膜をつくり、特殊な材質の保持器を使って滑りやすくしているんだよ。

未来の夢をひとつずつ実現するために、「ベアリング」は宇宙でも大切な役割を果たしているんだね。

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