風力発電でもベアリングが大活躍
羽根が風を受けて回転し、その力が発電機に伝わって電気をつくる「風力発電」。自然の風を利用して電気をつくる環境に優しい発電方法として注目を集めているよね。
羽根の回転を伝える主軸、より多くの電気をつくり出すために軸の回転スピードを上げる増速機、それに発電機など、とても大事な部分に「ベアリング」が使われているんだ。
風力発電の装置で、大きいものは高さが100m以上になり、ビルでいうと20階建てくらい。そこに使われる「ベアリング」も、すごく大きくて直径は2mを超えて、重さが約2トンにもなるんだ。
羽根や発電機は風を受けやすいように、点検や交換がしにくい高い柱の上などに取り付けられている。だから壊れず、何年も長持ちしないと困るんだ。
晴れの日も、雨の日も、暑い日も、寒い日も、「ベアリング」は地球環境を守るため、毎日まわり続けているんだよ。