自動車が発進したり、坂を上ったりするときには大きな力がいる。平らな道では軽い力で速く走ることも大切だよね。そのためにトランスミッション（変速機）という装置でギア（歯車）を組み合わせ、エンジンのパワーをコントロールして車輪に伝えているんだ。

トランスミッションの中には約40個もの「ベアリング」が活躍しているんだよ。

まっすぐ走るとき、自動車の車輪は左右とも同じ回転をしているけど、曲がるときは外側の車輪が内側よりも多く回転している。この差を調整し、カーブでも自動車をスムーズに走らせるためのデファレンシャルという装置（差動装置）にもベアリングが使われているんだ。「ベアリング」はエネルギーロスをおさえ、安全で快適なドライブには欠かせない部品なんだね。