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2016年

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「2016年、『変革』に向けて前進」2016年1月4日広報ニュース

NTN株式会社
代表取締役社長 大久保博司

新年明けましておめでとうございます。良い新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

当社は、昨年4月から中期経営計画「NTN 100」をスタートし、2018年3月に迎える創業100周年と次の100年の持続的成長のため、2025年の「あるべき姿」に向けた変革と礎づくりを目指した諸施策を推進しております。

「NTN 100」では、経営資源を重点分野へ集中する「攻める経営」、規模に依存せず価値を追求する「稼ぐ経営」、経営基盤・財務基盤を強化する「築く経営」の3つの基本方針のもとで重点施策に取り組んでおります。

2016年は、「NTN100」の2年目として、主に以下の取り組みに注力してまいります。

1. アフターマーケット事業の拡大

アフターマーケット事業では、品揃えの充実とエンジニアリング・サービスの成果が少しずつ表れてきています。特に、日本やアジアでは設備補修案件の獲得に向けた技術キャラバンが奏功しております。市場の環境が新興国を中心に非常に厳しい中ではありますが、「攻める経営」の施策のひとつとして、世界各地で積極的に活動を強化してまいります。

2. 新たな領域における事業展開

当社は、これまでに蓄積した技術やノウハウを融合し、エネルギー、EV、ロボット、技術サービスの4つの分野で、従来領域にとらわれない新たな事業のアイデアを探索しております。自然エネルギー分野においては、革新的に高効率な“翼”技術を活用した小形風力発電装置や小水力発電装置を開発しております。クリーンエネルギーなど、今後の成長が見込まれる新市場において、独創的技術による事業展開を加速してまいります。

3. ドライブシャフト事業の構造改革

「稼ぐ経営」では、ドライブシャフト事業の構造改革を目指して専任プロジェクトを推進しています。世界最軽量の「リア用軽量ドライブシャフト」など当社の高い技術力を活かした高付加価値商品と新たな製造技術によるコスト削減などにより着実な利益改善を行います。また、本年2月からはメキシコで、来年4月からは米国の新会社でドライブシャフトの生産を開始し、グローバルで安定的な供給体制を確立してまいります。

4. 財務基盤の強化

「築く経営」では、経営基盤と財務基盤の強化を図っております。特に、数年間にわたり悪化していたバランスシートの健全性確保に向けて、資産効率の向上とキャッシュフロー改善のための諸施策を加速します。

本年は、NTNの将来的な成長を見据え、着実に各施策をやり抜くことで「トランスフォーメーション(変革)」を実現する年にしたいと思います。

最後になりましたが、皆さまとご家族のご健康を祈念して、私の年頭のご挨拶とさせていただきます。

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