2014年

優秀な人材の安定的な確保を目的に、期間社員の雇用条件を改善

NTN株式会社(以下、NTN)は、製造現場で優秀な期間社員を安定的に雇用することを目的に、2014年9月より、「期間社員キャリアアップ支援制度」を導入します。

「期間社員キャリアアップ支援制度」は、期間社員または期間工と呼ばれる有期雇用契約の従業員の能力向上を奨励し、教育を支援する制度です。

本制度では、業務上必要とされる技能の習得レベルを評価する「技能検定」の費用を負担し、技能士資格の取得を支援します。期間社員が「機械加工」、「機械保全」、「金属熱処理」のいずれかの技能検定を受検し、学科試験、実技試験ともに合格した場合、これまで自己負担となっていた受検手数料を会社が全額補助します。複数の分野にわたって技能士資格を取得した場合は、都度、受検手数料を支給します。

また、上記3分野いずれかの技能士2級以上の資格を有する期間社員は、確かな技能を保有する技能者として優遇し、基本給に加えて毎月の手当てを支給します。

技能の習得にあたっては、スマートフォン対応版eラーニングシステムを新規開発するなど、期間社員向けの教育体制を強化し、能力開発の機会を拡充します。

なお、優秀な期間社員については、職場の推薦をもって社内試験を実施し、正規社員への登用も行っています。

NTNでは、これまでも社内で技能検定勉強会や自己啓発講座を開催したり、テキスト代を会社が負担するなど、広く従業員のスキルアップを支援してきました。今回、期間社員が国家検定制度を活用して技能および地位の向上を図ることを後押しし、国内の製造現場における人材不足が拡大する中、優秀な人材のさらなる育成につなげてまいります。

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