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2014年

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インホイールモータ搭載超小型モビリティを静岡県磐田市に貸与2014年9月12日広報ニュース

県内初となる超小型モビリティの導入で実証事業を開始

NTN株式会社(以下、NTN)は、独自開発の「インホイールモータシステム」を搭載した二人乗りEV(超小型モビリティ)を9月11日、静岡県磐田市に貸与し、実証事業を開始しました。

同日、磐田市役所で貸与式が行われ、NTNから磐田市の渡部市長へ超小型モビリティのキーを手渡しました。渡部市長からは、「平成23年のコンバートEVの社会実験に続く取り組みとして、次世代自動車産業の育成と市内企業の技術開発を促進するきっかけづくりのため、企業と行政が連携して実証事業を行ってまいります」と謝辞をいただきました。

磐田市は、次世代自動車などへの転換を見据えた新たなビジネススタイルの創出、市内企業等の技術開発促進、地域力の向上を目指しています。今回はその一環として、NTNが開発したインホイールモータを搭載した車両*1台を同市と静岡県が連名で国土交通省中部運輸局に申請。このたび、静岡県内初となる超小型モビリティの認定を取得しました。認可車両は、県および市の公用車として活用されるほか、磐田新産業創出協議会の会員企業等への貸与も計画されており、2016年9月まで約2年間にわたり磐田市内を中心に実証走行する予定です。

超小型モビリティとは、軽自動車よりコンパクトで、地域の手軽な移動手段となる1~2人乗りの車両です。人口減少や高齢化社会に伴い、新たな交通手段として期待されており、NTNは2013年10月、日本初となるインホイールモータ搭載超小型モビリティ5台を三重県伊勢市に貸与して、実証事業を開始しています。

今回、磐田市に車両を貸与し、様々な場面で活用いただくことで、インホイールモータの性能検証や評価に役立ててまいります。

*車体は磐田市内でEVの開発を行っている(株)タジマモーターコーポレーションが製作。

NTN寺阪常務(右)から渡部市長(左)へキーを手渡しNTN寺阪常務(右)から渡部市長(左)へキーを手渡し

磐田市役所で開催された貸与式の様子磐田市役所で開催された貸与式の様子


インホイールモータシステムと二人乗り超小型モビリティ

小型EV用インホイールモータシステムの特長
-空間スペース有効利用・設計自由度の向上-
(1) 小型インホイールモータモジュール
薄型ハブベアリングを採用し、ホイール内への格納が可能。
(2) 駆動系を一体的にシステム化
駆動モータ、減速機、ハブベアリング、制御システム(インバータを含む)
(3) 左右輪の駆動力独立制御

小型EV用インホイールモータシステム(後輪2輪に適用)小型EV用インホイールモータシステム
(後輪2輪に適用)

車両仕様

車両仕様(1)

車両仕様(2)

お問い合わせ先

NTN株式会社
広報・IR部

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