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2014年

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NTNがサポートする工学院大学がソーラーカーの大会で優勝2014年9月9日広報ニュース

特殊仕様の軸受を搭載し、「ワールド・グリーン・チャレンジ」を制覇

NTNが提供したソーラーカー用軸受
NTNが提供したソーラーカー用軸受

NTN株式会社(以下、NTN)の軸受を搭載した工学院大学が、秋田県大潟村にて開催された「ワールド・グリーン・チャレンジ」のソーラーカー部門に「Practice α」で参戦し、8月12日に「総合優勝」と「クラス優勝」の2冠を達成、さらに「技術賞」と「大潟村長賞」を受賞しました。

「ワールド・グリーン・チャレンジ」は、ソーラーカーなどが1周25kmのコースを3日間で合計24時間走り、走行距離を競う大会です。今回は、台風の影響で最終日の8時間のみの勝負となりましたが、工学院大学はスタートから順調に走行を続け、2位以下に1周差をつける圧倒的な成績でゴールしました。

NTNがソーラーカー用に開発した特別仕様の深溝玉軸受は、精密級の精度等級品を採用し、回転精度を向上。また、セラミックボールの採用、転走面の曲率変更により接触面積を減らし低トルク化を実現するとともに、低粘度グリースを採用したことで、回転トルクを従来品比50%低減しました。さらに、砂漠地帯の走行に備え、非接触ゴムシールにより耐異物侵入性を向上しています。

また、NTNが事前に嵌め合い寸法など技術的なアドバイスを行うことで回転精度の高い低トルク仕様の軸受の性能が十分に発揮され、高い航続性能に貢献しました。

チームを率いる濱根准教授からは、「軸受は好調でした。天候に影響しない燃料電池車にも勝ち、総合優勝だけではなく、技術賞などの賞もいただきました。ご協力をいただいたことの成果です」とお礼の言葉が届きました。

工学院大学は、来年の「ワールド・グリーン・チャレンジ」に向け、すでに新型マシンの開発に着手しています。NTNは新型マシンにも軸受を提供する予定であり、世界大会の制覇が期待されます。

優勝した工学院大学の「Practice α」

優勝した工学院大学の「Practice α」

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