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中国での等速ジョイントの生産合弁会社設立の件
NTN株式会社(以下NTN)は、台湾の裕隆グループと等速ジョイント(以下CVJ)の完成品を生産販売する合弁会社を中国・広州市に設立することを決定いたしましたのでお知らせします。
1.合弁会社設立の狙い
NTNは、中国で東南汽車、風神汽車などの自動車の生産を既に行っている裕隆グループ(台湾)と合弁会社を設立することにより、NTNの技術力と裕隆グループの中国における事業経験など両社の強みを活かし、品質・価格・納期・サービスなどの競争力を高め、中国におけるCVJ生産の基盤を構築します。
同合弁会社では、CVJの生産と販売を行い、今後益々発展してゆく中国での自動車メーカーの現地調達のニーズに対応し、中国でのCVJ事業を拡大してまいります。
2.今後の計画
本年10月初旬に合弁会社を設立、2003年6月からCVJの生産を開始する予定です。初年度の2003年は約10億円、2005年には約35億円の売上を見込んでいます。
3.新会社の概要
1)新会社名 |
広州NTN裕隆ドライブトレイン有限責任会社
(英語名:GUANGZHOU NTN-YULON DRIVETRAIN CO., LTD.)
(中国名(仮称):廣州恩梯恩裕隆傳動系統有限公司) |
2)事業内容 |
CVJの部品製造及び組立・販売 |
3)資本金 |
1,000万米ドル(約12億円) |
4)出資比率 |
NTN株式会社60%、裕隆グループ40% |
5)所在地 |
中華人民共和国廣東省廣州市廣州経済技術開発区 |
6)設立 |
2002年10月初旬(予定) |
7)操業開始 |
2003年6月(予定) |
8)敷地面積 |
52千m2 |
9)建屋面積 |
4千m2 |
10)投資額 |
1,400万米ドル(約17億円) |
11)売上計画 |
初年度約10億円、2005年には約35億円を見込む。 |
12)人員数 |
当初約70人 2005年には約150人を予定。 |
4.裕隆グループの概要
1)年商 |
1,900億台湾ドル(約7,000億円) |
2)本社 |
台湾(台北) |
3)沿革 |
1951年 繊維会社設立、1953年 裕隆汽車設立、
1969年 中華汽車設立 |
4)グループ事業 |
自動車事業、繊維事業、金融・投資事業、ハイテク事業、
不動産事業 |
5)自動車事業の概要 |
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- 台湾での自動車事業としては中華汽車、裕隆汽車を、また自動車部品事業としてはロック・スパイサーや江申工業などを有しています。台湾でCVJの生産販売を行っているNTNの関係会社であるタイウェイ社の株主でもあります。
- 中国での自動車事業としては、東南汽車、風神汽車、また自動車部品事業としては福建スパイサー、瀋陽スパイサーなどを、それぞれ子会社や関係会社として有し、中国市場での事業を拡大しています。
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